出版社内容情報
第14回日経小説大賞受賞!
虚実入り交じる世界で、最強を目指す。かつての輝きが薄れてしまっても、リング上で身体を張って闘い続ける男たちの生きざまを、乾いた筆致でハードボイルドに描き切ったプロレス小説
プロレス国内最大のメジャー団体に所属する立花は33歳。入門5年目で海外武者修行に抜擢されるなど将来を嘱望されていたが、今ではスター選手を引き立てる中堅のひとりに甘んじている。
凱旋帰国直後の〝事故〟が立花から覇気を奪ってしまっていた。しかし「自分が持つものすべてをぶつける試合をしていない」という思いは熾火のようにくすぶっていた。タイトル挑戦権のかかった試合で、スター候補の若手に負けることを求められた立花は、衝動に駆られ、押し殺していたものを解き放ってしまった。血が騒いでいた……。
内容説明
この世界は虚構だった。台本があるからこそ成せる虚構。その大いなる虚構の中に夢があった。その夢が色褪せつつある…気に入らないなら毀せ。おまえの目指すプロレスとは。決まってるだろう、「最強」だ!第14回日経小説大賞受賞作。
著者等紹介
中上竜志[ナカガミリュウシ]
1978年生まれ。奈良県出身。高校卒業後、様々な職業を経て、現在は自営で住宅関係の仕事に従事。2022年、『散り花』で第14回日経小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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