散り花

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296117420
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第14回日経小説大賞受賞!
虚実入り交じる世界で、最強を目指す。かつての輝きが薄れてしまっても、リング上で身体を張って闘い続ける男たちの生きざまを、乾いた筆致でハードボイルドに描き切ったプロレス小説

プロレス国内最大のメジャー団体に所属する立花は33歳。入門5年目で海外武者修行に抜擢されるなど将来を嘱望されていたが、今ではスター選手を引き立てる中堅のひとりに甘んじている。

凱旋帰国直後の〝事故〟が立花から覇気を奪ってしまっていた。しかし「自分が持つものすべてをぶつける試合をしていない」という思いは熾火のようにくすぶっていた。タイトル挑戦権のかかった試合で、スター候補の若手に負けることを求められた立花は、衝動に駆られ、押し殺していたものを解き放ってしまった。血が騒いでいた……。

内容説明

この世界は虚構だった。台本があるからこそ成せる虚構。その大いなる虚構の中に夢があった。その夢が色褪せつつある…気に入らないなら毀せ。おまえの目指すプロレスとは。決まってるだろう、「最強」だ!第14回日経小説大賞受賞作。

著者等紹介

中上竜志[ナカガミリュウシ]
1978年生まれ。奈良県出身。高校卒業後、様々な職業を経て、現在は自営で住宅関係の仕事に従事。2022年、『散り花』で第14回日経小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

186
第14回日経小説大賞受賞作ということで読みました。本書は、ハードボイルド・プロレス小説の快作でした。 プロレスファンはもちろんそれ以外の人にも読んでもらいたい作品、今年のBEST20候補、次回作も期待です。 https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/041500053/021500115/2023/04/07

R

47
プロレス小説。自分がプロレスライト層なので、団体とレスラーを俯瞰して追っかけるなんてしたことなかったので、巡業シリーズの在り方と、レスラーの生き方というのが非常に面白かった。小説だから当然とはいえ、因縁、キャラクタ、試合運び等々が、これがブックかと思うほど綿密に作られていて、読んでいて非常に楽しかった。最終的に、色々な難しいこともひっくるめて、女のために戦う、というクサい展開になっても、むしろ清々しさすら感じて楽しめた。おっさん向けなんだろう。2023/08/28

rosetta

38
★★★★☆星4つはちょっと甘い採点かな笑、14回日経小説大賞。プロレスハードボイルド小説。才能はあるしアメリカに武者修行に行ってほとんどトップレスラーの地位に登ったが日本に帰ってきて、凱旋試合で同期の親友をレスラーとして再起不能にしてしまったことからその後7年間自分自身を塩漬けにしてしまった主人公。プロレスの実態をそこそこ赤裸々に語っているように思うけど、シナリオのある物語の中でチャンピオンなんてそれほどの価値があるものだろうか?セメント試合を求めるのか集客か?若手の台頭、業界の再編成、愛しい女。2023/07/05

それいゆ

34
昭和30年代、毎週金曜日の夜8時からはプロレス中継を見る時間でした。当時私の家は遍路旅館で泊り客が大勢小さな白黒テレビの前に集まってきて力道山の空手チョップに絶叫していました。ジャイアント馬場、アントニオ猪木の時代までは、熱心に見ていましたが、それ以降はまさにプロレスは台本のあるショー。ガチンコ勝負だった猪木とアリ戦以降は馬鹿らしくて見たことはありません。この「散り花」のように真剣勝負をすれば、負傷者続出で興業がなりたたないのですね。分かっていながら、それでもファンはたまらないのでしょう。2023/05/04

tetsubun1000mg

32
プロレスを会場で見たこともなく、TVで観戦したレベルであったが非常に面白くて読むのが止まらず一気読みだった。 今日仕事なのに夜中まで読み込んでしまう小説は久しぶりだった。 だからプロレス本なのに「日経小説大賞」選評者を引き付けたのだろう。 総合格闘技の興隆とプロレス団体の分裂などあの時代かなと考えるが、選手も含めてオリジナルのように思える設定。 時々元オーナーの奥さんが大株主など全日などの状況も入ってくるのがまた面白い。 筆者の中上氏はこの本がデビュー作だというのだが、試合描写やストーリ展開も大変うまい。2023/04/20

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