キーエンス高付加価値経営の論理―顧客利益最大化のイノベーション

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キーエンス高付加価値経営の論理―顧客利益最大化のイノベーション

  • 延岡 健太郎【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296117406
  • NDC分類 542.09
  • Cコード C0034

出版社内容情報

生産財企業に求められるイノベーションは、顧客企業が大きな価値を享受できるソリューション提案です。自社の商品と顧客企業の現場での提案を組み合わせて、顧客企業の売り上げや利益が向上し、コストが低下する提案ができれば、顧客はその費用対効果に応じて、大きな対価を支払ってくれます。本書は、この視点から、生産財企業を日本で最もうまく経営しているキーエンスを事例として、イノベーションの論理と実践の両面から説明するもの。

 キーエンスは自動制御機器、計測機器などの販売および製造を行う。「最小の資本と人で、最大の付加価値をあげる」という経営理念を掲げ、2020年度も含めて過去30年以上にわたって売上高営業利益率が平均40%を超える日本の製造業としては最高レベルの業績を上げています。さらには2021年度は営業利益が4180億円と日本を代表する製造業の一つとなっています。

 キーエンスにとっての価値創造の鍵は、「世の中にない商品」によって「顕在化していない潜在ニーズ」を発掘することにあります。顧客がほしいと思うものをそのまま提供するのではなく、顧客が「こんなものがほしかったんだ」と新たに気づき、本当に喜ぶものを提供し、顧客の利益拡大に貢献するのです。

本書は、これまで研究者の調査・取材に応じることがなかったキーエンスから、本として初めて出版協力を得たもの。なぜキーエンスが成長し続ける企業なのかを論理的に解明します。

内容説明

生産財企業に求められるイノベーションは、顧客企業が大きな価値を享受できるソリューション提案。自社の商品と顧客企業の現場での提案を組み合わせて、顧客企業の売り上げや利益が向上し、コストが低下する提案ができれば、顧客はその費用対効果に応じて大きな対価を支払ってくれる。それを愚直に徹底し、過去20年以上にわたって売上高営業利益率が平均40%を超えている企業がキーエンスだ。本書は、キーエンスがなぜ高水準の業績を実現し続けているのかを、『価値づくり経営の論理』『アート思考のものづくり』の著者が、キーエンスへの聞き取り調査などにもとづいて論理的に解明する

目次

第1章 高付加価値経営による社会貢献
第2章 イノベーションの源泉―顧客企業の利益増加
第3章 生産財のイノベーション―理論解説編
第4章 顧客価値イノベーションの組織
第5章 顧客価値イノベーションを支えるソリューション部隊
第6章 高付加価値の新商品企画・開発
第7章 学ぶべき高付加価値経営

著者等紹介

延岡健太郎[ノベオカケンタロウ]
1959年広島県生まれ、81年大阪大学工学部卒業、同年マツダに入社。88年マサチューセッツ工科大学より経営学修士取得、93年マサチューセッツ工科大学よりPh.D(経営学博士)取得、94年神戸大学経済経営研究所助教授、99年同教授、2008年一橋大学イノベーション研究センター教授、18年大阪大学経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Cozy

7
自社の売上・利益ではなく顧客企業の利益増加をビジョンや目標にかかげテーマ・チーム・プロセスのトランアグルを組織として磨き続けている点に肝がある。これが機能的価値と意味的価値、顧客理解、ソリューションなどにつながっていることが分かる。自社ではB2B,B2C(B2C)など行っているが特にB2Bの組織活動のあり方に一石を投じていきたい。2023/06/03

もりけい

6
お客様の困り事を根本から解決するためのやり方、考え方が構築されていた。根本から解決するからこそ高いお役立ち料がいただける。しかし根本から解決するには顧客理解が必要。それさえも訪問高頻度、高い商品習熟、社内情報共有と的確なコンサル提案により顧客との信頼関係を構築により深く顧客を学習していく。これ以上うまい方法があるだろうか?2023/06/11

Taizo

5
顧客の付加価値最大化、最小の人と資本で最大の付加価値を、を企業理念とする企業キーエンス。同社を経営学的観点から分解し、そのビジネスモデルと組織体制の特異性を紹介した一冊。情報は独り占めせず共有、ベストプラクティスを社内共有、顧客の業務プロセス全体をヒアリングなど当たり前のことばかりな気がするが、それを高レベルでやり切れば高収益を実現できるということなのだろう。メーカーというよりコンサルタントに近い印象を受けた。ただ、真似るには経営レベルの改革が必要そう。現場レベルだとなかなか参考にならないかも。2023/04/29

静岡茶

4
まず、本書を読んで事業部制によい印象を持つようになった。なるほど。それはそれは組織が強くなるわけだ。キーエンスという企業のなんたるかがよくわかった。非の打ち所がない。 中途採用ゼロの社員教育体制、助け合い、徹底的な顧客志向、明確な会社方針、中期経営計画といった無駄排除。 これから、どこまで成長していくのか楽しみ。2023/06/28

Haruki

4
売上総利益率8割超という高付加価値を生み出す戦略として、顧客企業の利益増加を目的に掲げ、顧客の潜在的ニーズまで徹底して情報収集し、機能に盛込みソリューション価値(コンサル料)も付加する。組織としてもその点に最適化され、付加価値を生み出すプロセスやロジックの評価指標(社内の時間チャージ含む)と学習体系の整備(外出報告書)、顧客製造現場の情報蓄積と解決策の社内共有(商品企画G,商品開発G,販促G)、当日出荷、などが特徴的。著者のScience,Engineering,Design,Artモデルも参考になる。2023/04/08

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