出版社内容情報
習近平体制は、どこへ向かうのか--。
ボーン上田賞を受賞した日経記者が、2022年10月の共産党大会を受けて、緊急解説!
内容説明
2022年10月、中国共産党大会の閉会式で、前党総書記が途中退席させられるという、前代未聞の“宮廷政治劇”が繰り広げられた。独裁者の晴れ舞台をぶち壊しにした、行動の背景には何があったのか。そして「極権」を握ったかに見える習政権が密かに抱える爆弾とは何なのか―。行き詰まる経済、台湾有事のリスク、緊迫する米中対立、ロシアとの憂鬱な関係、日本への挑発…。異例の3期目に突入した習近平党総書記と、彼に率いられる隣国が迎えた歴史の転換点をさまざまな角度から読み解く衝撃の書。
目次
序章 衆目にさらされた宮廷政治劇
第1章 「胡錦涛と目を合わすな」―病が招いた軍団の完敗
第2章 「〓小平ルール」の破壊
第3章 中国全盛30年の終わり
第4章 危険な決断―日本を標的にした習近平
第5章 ウクライナ侵攻―中ロ結託のジレンマ
第6章 米中激突の導火線「2035」
第7章 台湾武力統一という巨大リスク
第8章 香港時代革命と初の「自由世界」縮小
第9章 武漢バブルが招いた感染爆発―中国を壊すゼロコロナ
著者等紹介
中澤克二[ナカザワカツジ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員。宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。現在、東京本社編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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