企業変革のジレンマ - 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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企業変革のジレンマ - 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

  • 宇田川元一
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  • サイズ 46判
  • 商品コード 9784296115921
  • Cコード C0034

出版社内容情報

人的資本経営,1on1,リスキリング,心理的安全性……ビッグワードを掲げるだけでは組織は変われない。事業最適化を目指す組織の慣性が必要な変化を妨げるという〈企業変革のジレンマ〉は、いかにして生じ、どうすれば乗り越えられるのか?

『他者と働く』(NewsPicks、2020年)で多くの読者の共感を呼んだ注目の経営学者が、いま多くの企業が直面する「必要な変化が生まれない」という問題を、〈構造的無能化〉という独自のキーワードをもとに丹念に読み解き、新たな企業変革のビジョンを提示する。



新規事業開発など、企業変革の取り組みには常にジレンマが付きまとう。なぜなら、組織の存続・発展のために長期的かつ抜本的な変革の取り組みが必要であることはわかりながらも、予算達成や次々と降りかかる問題への対処など、短期的解決を必要とする様々な問題を優先せざるを得ないからだ。さらに、本来向き合うべき複雑な問題の全体像は一概にはつかめないため、どうしても後回しにされやすい。

本書では、新旧の豊富な経営学の理論的枠組みと、様々な企業の実例をもとに、そうした組織のジレンマが生じる問題の構造を丁寧に読み解き、自ら考え、変化を生み出せる組織となるために何が必要かを、「多義性の理解」「複雑性の克服」「自発性の育成」という3つの論点をもとに明らかにする。

具体的には、「やる気のある若手から辞めていく」「部門内のコンセンサスや他部署の協力が得られず、新規事業開発が進まない」「新たな事業アイデアがなかなか出てこない」「足元の成績は悪くないが、緩やかに業績が落ちている」などの私たちが日々直面する問題が、なぜ、どのようなメカニズムで生じるのかを深く掘り下げ、同時に、そうした一筋縄ではいかない複雑な問題に対し、当事者として、また企業変革を支援する側に求められる考え方なども紹介しながら、解決の糸口を示す。

私たちはどうすれば、自分たちが働く組織に必要な変化を促し、未来を切り開いていけるだろうか。「企業変革」とは、経営層、ミドル、メンバーを問わず、組織に集う人々が、自組織をよりよくするために自ら考え、実行する力を回復することである。働く一人ひとりが自分たちの組織をより良いものにしていけるという実感を持てるようにすること。それこそが、本書の変革に向けたもうひとつのまなざしである。