中二階の原理―日本を支える社会システム

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中二階の原理―日本を支える社会システム

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296114955
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0034

出版社内容情報



伊丹敬之[イタミ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

萎縮する日本を照らす光源は、どこにあるのか―。二階に、社会や組織体を動かす「基本原理」があり、一階に、その原理のもとで人々が生きる「現場」がある。かな文字、人本主義、天皇制…。基本原理と現場のねじれ感覚を中和するために、「中二階」を挿入するのが、日本の社会システムである。しかし、中二階という光源を日本人は見失ってはいないか。半世紀にわたり企業を研究しつづけた経営学の泰斗が、歴史的な視点も交えて語る、迫真の本格的日本論。

目次

序章 空間を豊かにする中二階
第1章 日本という国の中二階
第2章 革命と変動を受容する社会構造の中二階
第3章 現場の情報と感情へ配慮―経営戦略の中二階
第4章 タテ・ヨコともに距離を短く―組織マネジメントの中二階
第5章 現場のエネルギーを引き出す―企業統治の中二階
第6章 ヒトのネットワークの重視―市場経済システムの中二階
終章 中二階発想のすすめ

著者等紹介

伊丹敬之[イタミヒロユキ]
国際大学学長、一橋大学名誉教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)、その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て、2017年9月より現職。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ta_chanko

24
日本ではなぜ、明治維新期の廃藩置県や、戦後改革における農地改革のような革命的な改革を実施しても、大規模な反対運動や武力闘争が起こらず、ソフトランディングできたのか。それは天皇制や旧藩主への厚遇、地主への妥協策などの「中二階」の存在があったから。同様に、古代において中国から漢字を導入した際も、「中二階」的な仮名文字を作成することで、民衆や子どもの読み書き能力向上に貢献すると同時に、日本語の文体に多様性や表現力の深さをもたらした。何か大きな変革を迫られた時、現場の感覚や感情を考慮するためのクッションは不可欠。2023/01/31

たくみくた

6
14冊目。最近は本ではなく、動画からのインプットが増えて、本を読む集中力が落ちているなと。/二階に全体を動かす基本原理があり、一階にその原理のもとで生きている人々が住んでいる現場がある。そして中二階の位置にじつは二階とは別の原理のようなものが挿入されていることが多いのが、日本の社会システムであり、企業組織である。そして中二階の原理は、二階の原理を現場 (一階)に貫徹しようとすると現場で生まれるねじれ感覚を、中和するために挿入される。したがって、二階の原理と中二階の原理のミックスで、社会や組織は動いていく。2024/08/05

リン

5
ビジネス経験がまだ浅いので正直なんとなーくでしかわからないところも多々あった。とはいえ、著者の考え自体は非常に知的好奇心をくすぐるものだった。 一般的に、普遍性のある理論・仕組み(二階)は非常に力を持っており、うまく用いれば非常に組織(建物?)を強くすることができる。しかし、「力」がベースにあるため、現場(一階)の人間の心理をうまく動かせるかと言おうとそうではない。 したがって、それを補完する「中二階」の存在が重要なのだ。強い理論をしなやかに、というイメージのように感じた。2023/07/17

yc

4
「理屈では分かるが人間はそれだけではない」というあるあるを日本社会の様々な部分から抜き出して研究したもの。天皇制、廃藩置県、カルロス・ゴーンあたりの話はとても分かりやすかった。2022/12/27

風尾 発三郎

2
ちょっと読みづらいが、いいコンセプトを教えて頂いた。物事を円滑に進めるには、中二階によるカスタマイズが有効だ。同時にその弊害も気をつけるようにとのアドバイスにも感謝。2022/12/10

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