出版社内容情報
鳥海不二夫[トリウミ フジオ]
著・文・その他
山本龍彦[ヤマモト タツヒコ]
著・文・その他
内容説明
見たい情報しか見なくなる。自己決定のつもりが他者決定に。「分断」や「極化」が加速―。インターネットは利便性を高める一方で、知らず知らずのうちに私たちの「健康」を蝕んでいる。計算社会科学者と憲法学者が、デジタル空間に潜むさまざまな問題点を指摘、解決への糸口を探る。
目次
第1章 アテンション・エコノミーに支配される私たち
第2章 デマの拡散や炎上はなぜ起こるのか、誰が起こしているのか
第3章 分断を加速するフィルターバブルとエコーチェンバー
第4章 デジタル空間と言論の自由
第5章 プライバシーと尊厳はいかにして保護されるべきか
第6章 情報的健康をどう実現するか
巻末付録 共同提言「健全な言論プラットフォームに向けて―デジタル・ダイエット宣言version1.0」
著者等紹介
鳥海不二夫[トリウミフジオ]
東京大学大学院工学系研究科教授。工学博士。1999年、東京工業大学工学部卒。2004年3月、東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻博士課程修了。研究テーマは計算社会科学、人工知能の社会応用
山本龍彦[ヤマモトタツヒコ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授。博士(法学)。1999年、慶應義塾大学法学部法律学科卒。2005年、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長。総務省「プラットフォームサービスに関する検討会」委員、経済産業省「データの越境移転に関する研究会」座長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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