出版社内容情報
山下真一[ヤマシタ シンイチ]
著・文・その他
内容説明
「時代遅れ」と切り捨てたはずの化石燃料が、ロシアのウクライナ侵攻で改めて脚光を浴びている。時代は逆流し、グローバルな脱炭素への取り組みは後退するのか。本書は、エネルギーを中心に混迷する資源の動きを追い、いま世界で何が起きているのかをわかりやすく解説する。
目次
プロローグ―脱炭素でも化石燃料に脚光の皮肉
第1章 原油のカオスが始まった(世界の供給地図に異変;米国で何が起きているのか;石油メジャー、環境派への転身;2050年の原油需要は?;同床異夢の産油国)
第2章 石炭、天然ガスの不都合な現実(脱炭素でも石炭消費が増える矛盾;米国が直面する石炭の現実;資源会社と投資家の変化;袋小路に入った天然ガス)
第3章 金属もカオス時代に入った(脱炭素でつながるコモディティー高騰;銅が直面するジレンマ;リチウムの争奪戦が始まった;EV、再生エネルギーが生む連鎖;鉱山が直面する環境と人権;増幅する投資マネー)
第4章 食料高騰のカオス(肥料が危ない;ロシア侵攻で高まる地政学リスク;深刻化する異常気象)
第5章 環境重視か資源確保か(投資の変革とためらいと;ダイベストメント礼賛論の死角;試行錯誤、見えない正解;環境重視の政府、企業に試練の時;資源ビジネスに変革の足音)
エピローグ
著者等紹介
山下真一[ヤマシタシンイチ]
日本経済新聞社 編集 金融・市場ユニットシニアライター。1987年日本経済新聞社入社。証券部記者、シカゴ支局長、証券部次長などを経て、東京編集局法務報道部長。その後、デジタルメディア局次長、副ユニット長。2020年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モーモー
Don2
yumiko takayama
ロバーツ
ゼロ投資大学