出版社内容情報
ギデオン・ラックマン[ギデオン ラックマン]
著・文・その他
村井浩紀[ムライ コウキ]
監修/翻訳
内容説明
プーチンは最初の強権的指導者であり、その原型である。ロシアのウクライナ侵攻が成功すれば、他の強権的指導者も戦争に走るかもしれない。アメリカが支援したにもかかわらずウクライナが敗れれば、中国による台湾攻撃の舞台を整えてしまう可能性さえある。強権政治との戦いに勝つには、相手について理解する必要がある。本書は「強権的指導者の時代」について、主要な3つの問いに答えていく。強権的指導者という潮流はいつから定着したのか?その主な特徴は何か?なぜこの流れが起きたのか?FTのチーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーターが、21世紀の地政学的変化を起こす強権的指導者の正体を解き明かす。
目次
プーチン―強権的指導者の原型(2000年)
エルドアン―リベラルな改革者から権威主義的な強権的指導者へ(2003年)
習近平―個人崇拝の復活(2012年)
モディ―世界最大の民主主義国家における強権政治(2014年)
オルバン、カチンスキ―非リベラルな欧州の台頭(2015年)
ジョンソン―ブレグジット後のイギリス(2016年)
トランプ―アメリカの強権的指導者(2016年)
ドゥテルテ―東南アジアの民主主義の侵食(2016年)
ムハンマド皇太子の台頭とネタニヤフ現象(2017年)
ボルソナロ、ロペスオブラドール―中南米におけるカウディーリョの復活(2018年)
アビー・アハメド―アフリカの民主主義への幻滅(2019年)
メルケル、マクロン―欧州における強権的指導者との戦い(2020年)
ソロスとバノン―思想的な戦い
著者等紹介
ラックマン,ギデオン[ラックマン,ギデオン] [Rachman,Gideon]
フィナンシャル・タイムズ紙(FT)。チーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーターBBCや『エコノミスト』誌でジャーナリストとしてのキャリアを積み、ワシントンDC、ブリュッセル、バンコクなどの海外特派員を歴任。2006年にFTに移る。2016年には政治報道でオーウェル賞、欧州報道賞のコメンテーター賞を受賞した
村井浩紀[ムライコウキ]
日本経済研究センター・エグゼクティブ・フェロー。1984年、日本経済新聞社入社。ヒューストン、ニューヨーク、ロンドンに駐在。経済解説部長などを経て2018年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
Isamash
ゼロ投資大学
お抹茶