出版社内容情報
コロナ収束を見越した「経済成長」の議論が活発になってきた。日本の事例も読み解くわかりやすい入門書。これからの経済成長のエンジンは何なのか。気鋭の学者が語ります。教育、環境などのテーマがどのように成長に結びつくのかがわかる1冊。理論と事例がバランスよく書かれ、読者の理解が進みます。
内容説明
コロナ収束後の成長の起爆剤を考える。一つひとつエビデンスを紐解き、長期的視点で分析した一冊。少子高齢化が必ずしも悪いわけではない。―行き過ぎた補助金政策・低金利は国全体の生産性の低下を引き起こす可能性がある。―そもそも、なぜ経済成長が必要なのか―。
目次
第1部 経済が成長するとはどういうことか(経済成長とは何か;生産を決める主要因:労働・資本・生産性;国内総生産のとらえ方;生産と生産要素との関係:生産関数;成長の経済理論)
第2部 経済成長の諸論点(人口の変化と経済成長;人的資本と経済成長;生産性と経済成長;格差と成長)
第3部 日本経済の成長のために(戦後日本経済の成長;日本経済の長期的課題)
著者等紹介
平口良司[ヒラグチリョウジ]
明治大学政治経済学部教授。2000年東京大学経済学部卒。2002年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、スタンフォード大学経済学部大学院博士課程修了(PhD)。京都大学経済研究所講師、立命館大学経済学部准教授、千葉大学法政経学部准教授を経て2017年より明治大学政治経済学部准教授。2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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