中小企業金融の経済学―金融機関の役割 政府の役割

個数:
電子版価格
¥4,400
  • 電子版あり

中小企業金融の経済学―金融機関の役割 政府の役割

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月30日 12時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 407p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784296113446
  • NDC分類 338.63
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中小企業金融が、必要な流動性を供給し効率的な資金配分を行えているかを実証的に検証。金融機関や政府が果たす役割に注意を払い、企業や地域での資金配分の規模と効率性、政府の役割、貸出市場における金融機関の行動に焦点を当てる。
 中小企業のなかに「ゾンビ企業」はどれぐらいいるのか、政府の金融への関与はどのようなかたちで行われるべきか、政府は民業を圧迫していないか、銀行の合併は貸出にどのような影響を与えるかなど、これまで答えられてこなかった諸問題を実証分析で解明。

内容説明

ゾンビ企業、越境貸出、コロナ禍・金融危機での政府支援、官民競合、銀行合併と企業の資金繰り―エピソードでなくエビデンスで明らかにする実証分析の集成。

目次

中小企業金融に期待されるもの―危機時の流動性供給と効率的な資金配分
第1部 中小企業への資金配分とその効率性(中小企業の資金調達構造とその変化;企業間における資金再配分の規模と効率性;地域間における金融機関の資金配分と効率性)
第2部 政府の役割(中小企業金融への政府による関与:現状と理論的な背景;信用保証が中小企業金融に及ぼす影響;政府系金融機関による直接貸出が中小企業金融に及ぼす影響;政府系金融機関は民業を圧迫しているのか;個人保証や担保に過度に依存しない中小企業金融は可能か)
第3部 貸出市場における金融機関の行動(貸出市場の集中度と企業の資金調達;金融機関の合併と企業の資金調達)
中小企業金融の将来

著者等紹介

植杉威一郎[ウエスギイイチロウ]
一橋大学経済研究所教授。1969年生まれ。93年東京大学経済学部卒業、2000年カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了(Ph.D. in Economics取得)。通産省(現経済産業省)、資源エネルギー庁、中小企業庁、一橋大学経済研究所准教授を経て、2015年より現職。経済産業研究所ファカルティーフェローを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

12
昨年経済論壇から激賞された研究書。その要因は3つ。①これ程中小企業者向け金融を多面的、実証的に分析した書はない事、②関係者の協力で得た膨大な実データが適切に駆使されている事、③コロナ禍による金融激変というベストタイミングの刊行。さて長年現場から中小企業金融に携わってきた私の感想。分析結果は私の経験と親和的、提言も妥当です。その上で著者への更なる研究のお願い。「『地域間の資金配分』において、金融機関連携・モニタリング推進によりどう信用コストを低減し貸出増に繋げるか」。日本経済再生の大きな処方と考えますが如何2023/05/18

Kooya

2
中小企業金融の現状を実証的に分析した本。中小企業の資金調達構造や金融機関の合併が与える影響をはじめ様々なトピックを扱っている。個人的には直感的に感じていたことが実証面でも示されたという点が1つの収穫だった。例えば、中小企業の資金調達構造に関する章では、無銀行借入企業(無借金企業の形態の1つ)は、実際の資金需要上昇時には、借入を増やすのではなく積み上げた現預金を取り崩して対応するという結果は、金融機関の貸し渋りを映じて企業の貯蓄超過が恒常化した現状を踏まえると、妥当だと思った。(コメント欄へ続く)2024/01/08

とりもり

2
ハードカバーの重厚な装丁だが、中身もかなりヘビー。都市と地方、政府系金融機関(保証協会を含む)の役割、金融機関の合併がもたらす影響などに関する実証研究がメインだが、ひたすら統計解析が続くので読んでてあまり面白くない。結論は概ね首肯しうるが、逆に言うとデータ分析の結果に意外性がなく、実務では当たり前の話が多いとも言える(あと、原因の推定が弱くてモヤモヤ感が残るのもちょっと…)。学術書だから仕方ないのかも知れないが、もう少し中小企業金融のあり方のような提言も欲しかった。個人的にはあまり合わない一冊。★★☆☆☆2022/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19722003
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品