出版社内容情報
お酒のモヤモヤ・悩みも仕組みが分かればスッキリ。
コロナ禍で酒との付き合い方が激変!? 今読みたい科学の知見を一冊に
なぜ人は酔い、二日酔いになり、飲み過ぎて病気になり、
また下戸は飲めないのか。左党も思わず膝を打つ、酒と人体の最新研究を一冊に!
本書では、様々な病気のスペシャリストや、酒の人体への影響を調べる研究者が、最新の科学知識を分かりやすく解説します。
酒が大好きな人も、健康にちょっぴり不安を感じている人も、下戸だけど人体のしくみに興味がある人も、アフターコロナに備えて今こそ読みたい科学の知見が満載です。
★科学的に解明された「後悔しない飲み方」
飲み過ぎると下痢になるのはなぜ/年を取ると酒に弱くなるのはなぜ/筋トレ後に酒を飲んではいけない理由/いつまでも健康でいられる「適量」は?
★酒飲みの宿命、「病気のリスク」
「ほどほど」に飲んでもがんのリスクは上がる?/レモンサワーが逆流性食道炎の原因に?/酒をよく飲む人は新型コロナにかかりやすい?
内容説明
なぜ人は酔い、二日酔いになり、飲み過ぎて病気になり、また下戸は飲めないのか。左党も思わず膝を打つ、酒と人体の最新研究を一冊に。
目次
第1章 飲む前の読む飲酒の科学
第2章 後悔する飲み方、しない飲み方
第3章 がんのリスクは酒でどれぐらい上がるのか
第4章 酒飲みの宿命―胃酸逆流
第5章 酒を飲むと太るのか?
第6章 酒と免疫
第7章 依存症のリスク
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
89
著者はエッセイストで酒ジャーナリストの葉石かおり氏。コロナ禍で自粛生活を強いられ、ネット通販で5リットルの業務用ウイスキーを買い、このままではアルコール依存症になるかもしれないとの危機感からまとめた一冊。なぜ酒に弱くなったり強くなったりするのか、後悔する飲み方・しない飲み方、酒と免疫の関係など、気になる疑問に名だたる医師が回答します。晩酌をしないと1日か終わった気がしないに共感するわたしも、飲酒スクリーニングテストでセルフチェックしたところ「危険な飲酒」=依存症予備軍との結果に。少し反省です。。2022/12/17
ジョンノレン
57
著者は一時は業務用5リットルのウイスキーを傍にしこたま飲んだ時期があった猛者。私自身はたまに友人達と飲む以外は晩酌で軽く一杯で済ましているが、念の為最新知見を確認。晩酌一杯レベルでがんの罹患率は飲まない人に比べ1.05倍とのこと。百薬の長を免罪符に出来ない時代になったかも。個別臓器のみならず連関についてもメカニズムを分かりやすく解説。数多の生活習慣の中でもコントロールを誤るとダメージ大。ちょっとしたホラー感覚で楽しく読め、飲み会で無粋にも開陳できるあるある満載、酒が不味くなること間違いなし。休肝日心して。2025/01/31
ミライ
41
お酒を飲むことでの、人体への影響が解説された一冊。がんのリスクが上がったり、胃酸逆流を引き起こすことがあったり、太ったり、免疫も下がったりと、基本にお酒には弊害が多いが、それでもお酒を我慢できない人向けに「酔い辛いお酒の飲み方」「二日酔いを防ぐ飲み方」などが解説される。お酒の依存リスクなども語られているので、お酒をやめたいと思っている人は、本書を読めば禁酒に一歩踏み出すことができるかもしれない。コロナ禍で自宅飲みが増えたことで、ついついお酒を飲み過ぎてしまっている人にオススメの一冊。2022/03/21
d3
26
「飲みすぎないように」、「空腹では飲まないように」、「一緒に水を飲むと良い」、当たり前のことのようだが、それができないのが酒飲みだ。 アルコールが身体へ与える影響が、医師によってひもとかれる。 一辺倒に“我々”をおどすわけではない。酔うメカニズムや酒飲みが日常で自覚するような症状の原因も解説してくれる。そして免疫低下や発がんリスクにも言及していく。 本書のメッセージは「酒をやめろ」ではなく、やめなければならない状態へ陥る前に注意して「一生健康で飲み続けよう」といったポジティブなものである。2023/02/10
しん
25
飲酒と健康に関する専門家の取材をして、それをまとめた本。断酒目的ではなく、飲酒を続けるための知識として書かれています。僕も飲んだ量は9月から記録しています。意識して休肝日を作るようにしていますが、トータルで飲み過ぎなんです。この本を読むと更に減らさないといけないと思ってしまいます。要するに「百薬の長」とか言われているけれど、アルコールは体に良い筈は無いのでした。頑張って減らさなきゃと言うのが、この本を読んだ感想です。2022/11/19
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