内容説明
「日経クロストレンド」での2年6カ月、計33回にわたる連載取材の集大成。ソニー企業、花王、良品計画、ジンズ、たねや、ナインアワーズなど、優良企業が実践する新しい“原風景”をつくるブランディング事例を紹介。さらに建築家田根剛氏、TOMATO長谷川踏太氏との対談“記憶から、未来をつくる”を掲載。
目次
1章 ブランドにおける原風景
2章 ブランド・エクイティと長期育成
3章 原風景は自伝的記憶
4章 自伝的記憶とブランドの消費者インタビュー調査
5章 自伝的記憶におけるブランドの長期育成モデル
6章 新しく原風景からつくるブランディング事例
7章 対談 記憶から、未来をつくる
著者等紹介
細谷正人[ホソヤマサト]
バニスター株式会社代表取締役/ディレクター。企業ブランドから商品・事業ブランドまで、国内外におけるブランド戦略および独自の消費行動分析、デザイン戦略、ネーミング開発、コミュニケーション戦略、社内へのブランド啓発活動等、包括的な視点でブランド立案とビジネスを両輪で導く。幅広い業界でプロジェクトを行っている。1976年生まれ。法政大学工学部建築学科卒業。早稲田大学大学院経営管理研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ずみさん♪
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非常にリッチなレビュー論文のような前半でした😊2021/02/13
doji
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原風景というキーワードによって、より個人的な記憶の重要性や、コンシューマーといった漠とした概念ではなく、「人間」をそこにみようとする。プルーストの引用をはじめ、エドワード・ホールが持ち出されたりとリファレンスも豊富で、アカデミックな理論と実践のどちらも書かれているのがおもしろかった。コロナにも触れられているけれど、購買はより個人的なものになっていくと思うし、そう考えると社会のすべてがよりパーソナルなものになっていくのかもしれない。2020/12/08