内容説明
「今読むべき、経営学の源流」昭和40年、男は一冊の本を上梓した。そして「中小企業の救世主」として日本の経営学の源流をつくる。だが、男が嫌った“きれい事のマネジメント論”にとどまる会社は今もごまんとある。日本企業の未来を示す古典が復活!
目次
1章 計画は本来机上論である
2章 実施は決意に基づく行動
3章 統制とは目標を達成しようとする執念
4章 組織は目標達成のためのチーム・ワーク
5章 有能な経営担当者への道
6章 お金(財務)に強くなる法
7章 時代おくれの教育訓練
8章 破産しかかっている人間関係論
9章 労務管理の基礎は賃金
父・一倉定を想う
著者等紹介
一倉定[イチクラサダム]
1918(大正7)年、群馬県生まれ。36年、旧制前橋中学校(現在の前橋高校)を卒業後、中島飛行機、日本能率協会などを経て、63年、経営コンサルタントとして独立。「社長の教祖」「日本のドラッカー」と呼ばれ、多くの経営者が支持した。指導した会社は大中小1万社近くに及ぶ。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Porco
18
聞いてはいましたが、なかなか厳しい言葉が並んでいます。和気藹々が「アメリカ流」という認識だったというのは意外でした(それじゃいかん、と言っています)。 2024/04/11
Don2
9
いやーモーレツな経営論。経営方針を定めよ、ストレッチゴールを定めよ、達成させよ、とこんな感じ。ムリだと不平不満も出るかも知れないが、経営は過去の分析結果を補外して行うものではない、トップの意思で行うものである。予測ではなく意思を、理論ではなく創意工夫を、という論調は同意するのだが、最後は根性でどうにかするのである、と、どうにもモーレツすぎてちょっと疲れる。所々に、新興のイケてる会社としてホンダが言及されているのが面白い。2023/01/19
ue3104
9
「後にも先にも、あれほど強烈に『社長の生き方』を指し示した人はいない」と、多くの社長から功績を称えられる経営コンサルタントの一倉定氏の経営論がまとめられた一冊。机上の空論としての経営論ではなくて、実践に基づいた生の経営論。生きるための計画を立て、愚直に、死に物狂いで実行する。結果が全てだ。2020/08/18
mkt
3
一倉定先生の教えは時代がかわっても本質は変わらないと痛感。この時代に於いてもなお変わらず大事なことを解いていただいている。 ・計画変更 1目標を設定 2限状を調査し 3新基準と現状のギャップを詰める ・最上の教育は経営者の方針 20200713読了 271ページ 28分 2020/07/13
カワサキゴロー
2
小企業経営者である自分に語りかけ、叱られてるように読み進んだ。 私のやっていることを後押しされたり、不足を指摘されてたり。 時代のせいか製造業よりの例えが多かったがとても参考になった。 2024/09/29