内容説明
危機が来ても、絶望する必要はない。逆境でこそ、新たなチャンスが生まれる。繰り返される「危機の歴史」から学ぼう。新型コロナ後の世界を読み解くヒント満載。
目次
第1章 リーマンを超える危機が到来する必然
第2章 過去の危機では何が起きたのか
第3章 危機の際にどう行動すべきなのか
第4章 お金持ちになるために大事なこと
第5章 私の生き方
第6章 世界はどこへ行くのか
第7章 未来の正しい見方―社会の常識を疑え
著者等紹介
ロジャーズ,ジム[ロジャーズ,ジム] [Rogers,Jim]
1942年、米アラバマ州生まれ。米イエール大学(歴史学専攻)卒業後、英オックスフォード大学(哲学・政治学・経済学専攻)を卒業。1973年にジョージ・ソロス氏と共同でクォンタム・ファンドを始め、驚異的なリターンを生み、脚光を浴びる。37歳で引退し、米コロンビア大学で金融論を教えた後に、世界各地を旅行しながら投資する「冒険投資家」に。2007年、一家でシンガポールに移住。現在も投資家として活動を続けており、2008年のリーマン・ショックの到来を予見したことでも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
26
巷で話題になっていたので読んでみた。著者の書下ろしではなく、取材をもとに構成されている。そのためか、若干まとまりのない印象はあるが、部分部分で参考になる考え方があった。私が興味深く思ったのは:■すべての常識は15年で劇的に変わる、■世界は多面的に読み解いた方がいい。著者は全体を通して、読者が自分の頭で考えて判断することを勧めている。それは本当に大切な基本だと思う。2020/10/04
どんたこす
18
現実問題として、これからは中国の時代になるのだろう。アメリカや日本をはじめ西洋民主主義諸国には厳しい危機の時代が訪れる。 危機の時代は反面チャンスでもある。他人の言葉を鵜呑みにするのではなく、複眼的な思考力を磨き、自分の頭で考えることが大事だ。危機をチャンスに変えられるかどうかは自分次第だということ。2020/11/29
おおたん
14
投資の勉強のために。ジムの徹底した「歴史から学ぶ」姿勢から現在の「コロナ禍」含む状況を説明してくれます。キーワードとしては、15年サイクル、歴史に学ぶ、危機は繰り返し来ることを前提に常に備えよ、人間の行動には共通点がある、など。今回は、特にジムの考え方や価値観、思想など話が多く、自己啓発本にも通ずる感じでした。時事ネタとして今年中に読んでおきたい本だと思います。2020/10/06
K
12
「今あなたがあたりまえだと考えている常識は、15年後には間違っている可能性がある」この一言の真意を丁寧に説明してくれている。長い目で俯瞰的に世の中の流れを見て、歴史に学ぶことが重要だと痛感させられる。2020/06/30
ギルダーツ
10
世間の常識を疑い、自ら情報を収集し、自分の頭で考え、決断できる力を磨くこと、これに尽きる。やっぱり歴史を勉強しなくっちゃ。あと、危機は危険と機会の両方を意味する。コロナ危機はチャンスでもある。確かに確かに。2020/07/24