内容説明
過去の成功事例はもはや明日の成功を約束するものではない。過去と同じことをやっていては、会社は潰れる。個が立つ経営に変えなければならない。それは選択肢の1つではなく、企業の絶対条件だ。
目次
第1章 縮小市場で成長するモデル(自社の強みを理解している;商品開発はマスよりも個性を追求 ほか)
第2章 倍率1000倍企業の人づくり(社員の個性を伝える;社員の成長を優先する ほか)
第3章 個が支える新しい組織(技術をすべて共有する;個に責任を持たせる ほか)
第4章 個が輝くための秘策(モチベーションを維持させる;新規事業は社員の個性を生かす ほか)
第5章 日本酒と日本の未来(社会的意義を強く持っている;社員が新たな市場を開拓する ほか)
著者等紹介
山本典正[ヤマモトノリマサ]
平和酒造代表取締役社長。1978年、和歌山県生まれ。京都大学経済学部卒業後、人材系ベンチャー企業を経て、2004年実家の酒蔵に入社。4代目として業績を伸ばす。2019年、京都大学経営管理大学院修了。日本酒コンテストIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)では「紀土大吟醸」が2014年、15年に、「紀土純米大吟醸Sparkling」が19年に金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
33
酒造会社の旧態依然としていた組織を改革し、実際に成功を収めつつある若い社長の経営哲学をつづった本でした。文章にされているので、かなりシンプルな印象だけど、相当な苦労があったと思われる中、若い力を積極的に取り入れていくというリーダーシップが見事だと思った。労使の在り方が独特な世界だと思うのだが、人がついてこないという失敗の象徴として語られた、旅行先で自分だけ置いて行かれたという話は、笑い話にしてるが衝撃的事件過ぎると思った。同い年くらいなので、思考の根底部分は共感できるものがあったように思いたい。2022/02/23
ue3104
5
和歌山県の酒蔵「平和酒造」を継ぎ、昔ながらの酒蔵経営から脱し、高収益企業へと成長させた山本典正氏の経営哲学、手法について書かれている。 個々の個性を活かし、新しい価値を生み出す。薄利多売から高付加価値経営への転換。まさに、弊社が進むべき方向。年下ながらあっぱれな経営だと感じた。2020/04/21
プラスチック製品在中
2
職人の暗黙知を形式知にする取組み、経営者の考えに共感する人材の採用、これからの組織作りの取組みは地方中小企業の経営者には参考になる。2021/11/24
あたおろち
2
消費者に近い優れた小売店が大事2020/06/07
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