イノベーションは、万能ではない

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イノベーションは、万能ではない

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  • サイズ 46判/ページ数 492p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296104659
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C0034

内容説明

イノベーションはいくつも起きているのに、国の経済成長につながらない。なぜなのか。インターネットや半導体など、世界を変えたテクノロジーと、その革新の本質をひもときながら、国内の安易なイノベーション万能論に警鐘を鳴らす。

目次

第1部 イノベーションと経済(イノベーションが経済成長に寄与していない;イノベーションとは何か;「安く買って高く売る」、この活動だけが利潤を生む ほか)
第2部 イノベーションの場の変遷(中央研究所の時代から企業家の時代へ;産学連携―イノベーションと大学;通信の自由化とデジタル化 ほか)
第3部 ICTイノベーションズ(電気通信メディアの誕生;プログラム内蔵方式とコンピューターの誕生;トランジスタのアナザーストーリー ほか)

著者等紹介

西村吉雄[ニシムラヨシオ]
技術ジャーナリスト。1942年生まれ。1971年に東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。東京工業大学大学院に在学中の1967~1968年に仏モンペリエ大学固体電子工学研究センターに留学。この間、マイクロ波半導体デバイスや半導体レーザーの研究に従事。1971年に日経マグロウヒル社(現在の日経BP)入社。1979~1990年、『日経エレクトロニクス』編集長。その後、同社で、発行人、調査・開発局長、編集委員などを務める。2002年、東京大学大学院工学系研究科教授。2003年に同大学を定年退官後、東京工業大学監事、早稲田大学大学院政治学研究科客員教授などを歴任。現在はフリーランスの技術ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

91
非常に面白い分析でした。イノベーションというと文系の私はシュムペーターを思い出してしますのですが、この著者の方は理系のご出身のせいかかなり異なる概念設定をされていて非常に斬新な考え方だと思いました。最近の技術がどのような発展を行いつつあるのかを後半では示してくれていて大変参考になりました。 2020/11/30

Kiyoshi Utsugi

21
著者の西村吉雄氏は、日経エレクトロニクスの編集長をされていた方です。 イノベーションは、「技術革新」と捉えられることが多いですが、ここでは経済システムを時間的に変化させる「新結合の遂行」と定義しています。 そのイノベーションが、万能で資本主義を永続可能とさせることが出来るのかの議論を第一部のイノベーションと経済で展開し、残りの第二部のイノベーションの場の変遷と第三部のICTイノベーションではケーススタディという構成になっています。 読みやすかったので、470ページ程ありますが、割とスラスラ読めました。2020/04/25

izw

11
著者の西村さんが「ウェブの連載が終わったのでまとめればすぐ本になるかと思っていたら、最後のイノベーションが本当に機能しているかが面白い、これについて書き足してくれと言われて苦しんでいる」と聞いていた。1年半くらいかかって出版されたので、さっそく購入したのだが、なかなか読み進められず積読していたのを、コロナを機に読み終えた。苦しんだ成果が第1部の「イノベーションと経済」、イノベーションは経済に影響を与えない、農業圏の余剰労働力が高度成長をもたらす、など、ユニークな論が展開されている。2020/05/22

ろべると

7
前半の論考が印象的。「イノベーション=技術開発」ではないというのも改めて確認すべき重要な指摘(政府も誤解しているのでは)だが、競争優位や農業圏の余剰労働力に基づく地理的な格差によってもたらされてきた経済成長(=搾取ですね)が失われつつある代わりに、イノベーションにより未来の付加価値を高めて、その「時間的格差」によって経済成長を生み出していくという考えは説得力がある。でも、これって未来の人たちが享受すべき富を我々が前倒しで搾取しちゃってるのかも。そもそも人類は、常に経済成長し続けなければならないものなのか?2023/05/15

Go Extreme

2
日本:異様なイノベーション期待←イノベーション不足の認識 先進国全体:経済発展・格差解消にイノベーション機能せず イノベーション→経済システムを不均衡状態 資本主義:フロンティア必要・イノベーション→未来に求める 資本主義:差異創造→利潤獲得→差異破壊→差異創造 データ→プラットフォーマーの経営資源 因果→相関・演繹→機能⇔近代科学の方法 中央研究所時代=リニアモデル時代 自前主義→小企業のネットワーク分業 アンバンドリング→ソフトウェア産業成立 水平分業の危険・垂直統合の誘惑 ネットワーク外部性→独占2020/01/20

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