出版社内容情報
日本のインフラが危ない。地震や豪雨といった自然災害の激甚化に立ち向かわなければならないだけでなく、進展する老朽化にも対処しなければならない。本書では、日本のインフラが置かれている状況を国内外の様々な豊富なデータに基づいて分析。日本のインフラは世界では一流の存在ではないという事実をつまびらかにする。安全・安心な生活に加え、日本の経済成長という将来像を実現するためのインフラ投資の必然性を説く。
■目次
第1章荒廃するアメリカ
第2章道路インフラ
第3章治水・利水インフラ
第4章下水道インフラ
第5章港湾インフラ
第6章都市というインフラ
第7章荒廃する日本にしてはいけない
内容説明
着実に進む老朽化、迫り来る災害―。そんなリスクに備え、経済成長も実現する。インフラ投資が未来をつくる!
目次
第1章 荒廃するアメリカ
第2章 道路インフラ
第3章 治水・利水インフラ
第4章 下水道インフラ
第5章 港湾インフラ
第6章 都市というインフラ
第7章 荒廃する日本にしてはいけない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つわぶき
7
日本の道路、治水・利水、下水道、港湾及び都市インフラに係る課題と対応について述べた本。対応と言えば結局予算ではあるものの、これらインフラ整備を怠った場合の代償は大きく、国内経済の円滑な進行や国際経済競争力の維持に止まらず、日常生活や災害発生時の人命確保にも及んでしまう。よって、必要性はあるものと考える。また、地球温暖化の影響で災害の激甚化が指摘されて久しい昨今、老朽化したインフラの放置は致命的な被害を招来しかねない。中期的計画に基づく、継続的なインフラ整備が必要だと実感させられる。2023/07/02
mdoguti
2
インフラ行政に携わる者が共有すべき危機意識。特に港湾インフラの国際レベルからの隔絶に驚き。 2020/02/12
石光 真
1
1950年代生まれの建設官僚と建設族足立氏が書いたインフラやばいぞ論。利水治水のノウハウが面白かった。 リプレイスはしないとね。ところが公共投資は減ってるし、その頃人余りだったから工事の生産性が上がってないから、これからの人手不足に対応できない。 日本の高速道路は韓国にもタイにもはるかに劣る、 体育館や温泉ランドはなくても死なないけど、食べ物は99%道路物流ゆえ、道が死ねば死ぬ。2023/03/17
のぶ
1
例えば地域格差や限界集落や地方自治に関して社会学的に論じるとかそういう本ではなくて、それは出版社や母体になってる雑誌名を見れば本書の立ち位置は一目で分る訳ですが、危機回避とインフラ維持のため国交省と自治体は予算を確保せよという訴えです。でもよく整理されていて様々な社会資本の(主に老朽化による)危険な状況を概観するにはいい本でした。海外で例えば大規模な橋梁崩落事故が起きても(実際に起きてますが)日本人はついつい正常性バイアス若しくはニッポン優秀バイアスが働いて対岸の惨事だと認識しがちだが、危険な話ですよね。2021/02/14
Akiro OUED
1
日本は荒廃する。壊れたインフラ写真で恐怖を煽りつつ、最後は『欧米並みのインフラを目指して、中長期計画の策定を!』で締めた。なんだ、ただの土建礼賛本か。『大量の魚が死亡した』というキャプションは、本書のゴーストライターが、実は金魚好きの若者だったことを示唆している、のかも。2020/05/18
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