プロジェクト実行ガイド大全―システム開発を１００％の成功に導く

大場 京子【著】

日経ＢＰ（2018/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 438p／高さ 24cm
• 商品コード 9784296100026
• NDC分類 007.61
• Cコード C3055

出版社内容情報

実際のシステム開発プロジェクトを成功させるために、プロマネやメンバーの誰が、いつ、何をやればよいかを詳細に解説しています。プロマネが現場で使える書籍、遂に登場！
システム開発の全フェーズを完全網羅

プロジェクトマネジメントに関する勉強本は多数出版されていますが、それらを勉強するだけではシステム開発プロジェクトを成功には導きません。特に経験の浅いプロジェクトマネジャー（プロマネ、PM）の場合、実際のプロジェクトの現場で「何をすればよいのか」と手探り状態になることが数多く発生します。結局は、個々のプロマネの力量次第で成功確率に差が出ているのが現状ではないでしょうか。

本書はそうしたプロジェクトマネジメントの勉強本ではありません。実際のシステム開発プロジェクトを成功させるために、プロジェクトマネジャー（プロマネ、PM）やメンバーの誰が、いつ、何をやればよいかを詳細に解説したプロジェクト実行ガイドです。プロマネになったばかりの人でも、プロジェクトがどのフェーズにあっても、本書は即座に活用でき、プロジェクトを成功へと導きます。

具体的には、システム構築プロジェクトの全フェーズを23群に分け、各フェーズの定義、標準タスクフロー、推奨するアクションで構成しました。プロマネが取り組むべきタスク、そしてメンバーが取り組むタスクと、それに対して推奨されるPMの取り組みが一目で分かります。各フェーズの計画書の作成例や成果物のイメージも豊富に収録しており、プロマネが常に手元に置くべき一冊です。


A群　プロジェクト定義フェーズ　立ち上げマネジメント
B群　プロジェクト定義フェーズ　方針設定?段階的スコープ判断マネジメント
C群　プロジェクト定義フェーズ　概要要件・概念設計　まとめマネジメント
D群　プロジェクト定義フェーズ　プロジェクトの仕立てマネジメント
E群　プロジェクト定義フェーズ　概算見積・プロジェクト計画策定マネジメント
F群　プロジェクト定義フェーズ　フェーズ完遂と要件定義　フェーズ計画策定マネジメント
G群　要件定義フェーズ　全体とアプリ系タスクマネジメント
H群　要件定義フェーズ　テストと移行系タスクマネジメント
I群　要件定義フェーズ　基盤系タスクマネジメント
J群　基本設計フェーズ　全体とアプリ系タスクマネジメント
K群　基本設計フェーズ　テストと移行系タスクマネジメント
L群　基本設計フェーズ　基盤系タスクマネジメント
M群　詳細設計フェーズ　全体とアプリ系タスクマネジメント
N群　詳細設計フェーズ　テストと移行系タスクマネジメント
O群　詳細設計フェーズ　基盤系タスクマネジメント
P群　製造単体テストフェーズマネジメント
Q群　サブ内結合テストフェーズマネジメント
R群　サブ間結合テストフェーズマネジメント
S群　システムテストフェーズマネジメント
U群　本番切替・臨戦・保守移管マネジメント
X群　共通：管理系マネジメント
Y群　共通：情報コミュニケーション系マネジメント
Z群　共通：メンバー系マネジメント


大場 京子［オオバ キョウコ］
著・文・その他

内容説明

学ぶ本ではなく、現場で使う本だ！『驚異のプロジェクト実行術』の著者が徹底解説。計画書の作成例や成果物イメージを収録。全フェーズにわたって「誰が」「いつ」「何をどうやるか」分かる。プロジェクトマネジメント必携の手引き書！

目次

はじめに～プロジェクト実行ガイド利用方法～
プロジェクト定義フェーズ立ち上げマネジメント
プロジェクト定義フェーズ方針設定―段階的スコープ判断マネジメント
プロジェクト定義フェーズ概要要件・概念設計まとめマネジメント
プロジェクト定義フェーズプロジェクトの仕立てマネジメント
プロジェクト定義フェーズ概算見積・プロジェクト計画策定マネジメント
プロジェクト定義フェーズ　フェーズ完遂と要件定義フェーズ計画策定マネジメント
要件定義フェーズ全体とアプリ系タスクマネジメント
要件定義フェーズテストと移行系タスクマネジメント
要件定義フェーズ基盤系タスクマネジメント
基本設計フェーズ全体とアプリ系タスクマネジメント〔ほか〕

著者等紹介

大場京子［オオバキョウコ］
プロシンクワーク代表取締役社長。新卒でリクルート入社。その後、関連会社のリクルートマネジメントソリューションズに出向し、後に同社転籍。両社において、基幹系システム、勘定系システム、業務系システム、事業系システム、Ｗｅｂサービス系システムなど多岐にわたるシステム構築プロジェクトのプロジェクトマネジメントを担当。プロジェクトマネジメントの専門会社プロシンクワークを設立。プロジェクトの成功支援とプロジェクトマネジメントメソッド「ＰＲＯＫＡＮ」によるＩＴ人材育成とＩＴ部門強化支援を主なサービスとする（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[フレイム]

システム開発、ウオーターフォール型のPMを体系化した本。PMBOKは汎用的なのでシステム開発に特化した本はありがたい。最近はいろいろな開発メソッドが出ているが、誰が何をいつまでにという基本は変わらない。 工程ごとの成果物とその記載項目はもちろん、推奨フォルダ構成や次工程の準備に着手するタイミングが省略せずにきちんと書かれている。まだ一部の工程でしか使用していないが、今後も役に立ちそうな本。 PMは必携です。

2019/09/20

[weirdtntn]

◆PMOとして新しい現場への着任が決まったため、プロジェクト実行に関わるノウハウをインプットすべく手にとった本。システム開発／構築プロジェクトのプロセス、役割分担を理解できる。 ◆PMBOKとは異なり、「プロジェクトの工程」、「誰が作るのか」、「ITプロジェクトでの具体的な成果物」にフォーカスして解説されているため、PMBOKよりはとっつきやすい印象。 ◆熟読するというよりは、手元に置いておき関係ある箇所を、辞書的に読むかたちがよいとおもう。

2021/04/24

[Kuliyama]

PMOの仕事に入りそうで手にしました。実践的だと思います。

2022/06/26

[nks]

帯のとおり学ぶ本ではなく、プロジェクトの現場で教科書・参考書的に使えそうな本だと感じた。実際にプロジェクトに入る前、または入った後にそのときのフェーズに応じて必要な個所を読む使い方が良さそうだと思う

2021/11/05

[yasumasa makino]

よく知ってる馴染みのやり方。 howの話なので、もっと根元の内容を読みたい。