出版社内容情報
怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、ノリでプログラミングに取り組んだら、
教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトウェアエンジニアとして就職できた。
大学4年の春。授業でChatGPTを知った私は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。
プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。
毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。
暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。
―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記 ――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
88
「何を頑張るかを他人に決めさせない」はかの名作『さらば/西加奈子』の「あなたが信じるモノを誰かに決めさせてはいけないわ」に通じるモノがあるのではないかと思いました。つまり、「頑張ること≒信じるモノ」が成立し、これってとっても美しいと思いました。2025/06/09
とも
26
大学生がアプリを毎日1本、ChatGPTの力を借りて 100日かけ100本作る話、実話。作ったアプリはX上で発表する。コーディングをほぼ知らない著者がどんどんレベルアップし、最後の方はChatGPTを補助としてほとんど自分で作っていく。周りの人が協力的でサポートしてくれるんだけどそれも本人がやる気あるから。 たまに吐く本音が面白い「やりたくないことを回避するために全力を尽くす」「努力は時代に合わない」など。 物事を進めるのに大事な要素や情熱が詰まった本。すごくいい。2025/05/07
燃え尽きタコ
17
面白かったです。自分とは関係ない分野の話なので参考になったわけではないですが、普遍的な学びに対する姿勢として頭に刻み込まれて頑張ろうと思える本。 学びは楽しい物であるべき。2025/05/03
りょう
7
今年読んだ中で一番おもしろいかも(今年は始まったばかりだが)。ブログ形式で100日チャレンジの様子が書かれているのだが、内容がとにかく生っぽい。試行錯誤しているところやエラーが頻発すること、chatGPTの出力に毒づくところ、文章の臨場感がすごい。成長物語でもあるし、寝るのを忘れて一気読みした。ただ、前提としてpythonないしプログラミングの経験がないと書かれていることがほぼわからない点と、知識ゼロの人の成長物語というよりもベースの理数系の能力が高い人が取り組んだ話なので、その前提で読んだほうが良い。2025/02/01
Ponyo
6
新聞広告を目にして、ふと惹かれた一冊。就職活動もせず、サボることに全力を尽くす大学4年生が100日間プログラミング作品を投稿し続けるという実話。学生としての素直な気持ちが前面に出されながらも、企画、作成、分析をきちんと継続し続け、研究として学会で発表までする。隠れたところでの努力もあるだろうけれど、出会いや機会を掴んでチャレンジに繋げる姿勢がより素晴らしいと思った。プログラミングはよくわからないけれど、本質を理解して解決に繋げていく思考プロセスが、スッと入ってきて刺激を受けた。娘にも読ませたい。2025/03/24