感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
14
図書館本。一応、一読しましたが、良書であり、改めて読み返します。2023/04/02
七条
9
私には合いませんでした。訳が直訳的すぎて何を言っているのかが全然入って来ず、表面をツルツルと滑っているような感覚でした。具体的な話も少なく本質的な意味を掴もうとするととても苦痛でした。他の方の感想を読むとためになることが書いてあったらしいのですが... ただ、これは私がトップダウン(設計)からの視点でしか見てないからで、ボトムアップ(プログラマ)としての視点もあればもっと読みやすかったのかなぁ、とも思います。 他の本を読んでから出直します。2023/07/03
閑居
6
「継続的デリバリーのソフトウェア工学」と銘打ってはいるが、継続的デリバリーという割にアジャイルな開発プロセスまで含まれ、ソフトウェア工学という割に定量的視点に欠ける。継続的デリバリーの評価指標として品質の安全性とリリースのスループットの測定が必要との言には同意できるが、具体的な計測や活用の方法の言及はなく、曖昧。継続的デリバリーにリファクタリング、バージョン管理、テストの3要素が不可欠との主張にも同意できるが、いささか具体例に欠く。新味のある話は「OBAPからBAPOへ」の話くらいだろうか。2023/12/16
PenguinTrainer
5
工芸化したソフトウェア工学を工学(エンジニアリング)に戻す取り組みの一つと書かれていたのが印象的な本。 工業製品の品質管理とソフトウェア開発の品質管理はおおきく違うにも関わらず同じ枠組みで管理しようとした結果失敗している。 ソフトウェアの記述は生産・製造よりも、調査・アルゴリズム開発・検証にある。 間違うことを許容しないためにいくつもの厳格なDRを行うウォータフォール開発と、間違いを見つけながら進んで毎日半自動のDRを実施するアジャイル開発のどちらがソフトウェア開発に適しているかは明白であった。2024/07/22
小泉岳人
2
ソフトウェア工学を全面に出しており、工芸の重要性とそれ以上にソフトウェア工学が重要であると論じています。特にXPのプラクティスを中心としたその先の継続的デリバリーの開発アプローチの重要性を説いています。筆者のコードやアーキテクチャ、アジャイルへの愛を感じる内容でした。「ソフトウェア開発は、探索と発見のプロセスです。そのため、ソフトウェアエンジニア(ソフトウェア工学の実践者)がこの分野で成功するには、学びのエキスパートになる必要があります。」2023/09/24