内容説明
孤独にならないための人間関係の築き方。知的な人には最高の関係がある。ニューヨークタイムズベストセラー!最先端の研究からわかる。
目次
01 友情で人生が変わる理由
02 過去の人間関係が友情にどう影響するか
03 友達は自然にできるものではない
04 人生のために友達の力を借りよう
05 「本当の自分」を見せるのが真の友情?
06 友情に関しては、みんな怒りを我慢しがち
07 気前のよい人は友達が多い
08 親友とは
著者等紹介
フランコ,マリサ G.[フランコ,マリサG.] [Franco,Marisa G.]
心理学者、フレンドシップ専門家。メリーランド大学でカウンセリング心理学の博士号を取得。現在、同大学で教授として勤務するかたわら、心理学に特化したメディアPsychology Today(サイコロジートゥデイ)に寄稿している。また、心理学者としてNew York Times紙、NPR(アメリカ公共ラジオ放送)などへのメディア出演や、全米の企業や大学、非営利団体での人間関係に関する講演なども行っている
松丸さとみ[マツマルサトミ]
翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員としてイギリスで6年強を過ごす。現在は、フリーランスにて翻訳・ライティングを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
14
『FRIENDSHIP』は、「友情を築くことは努力と意図が必要な行動だ」と、はっきり背中を押してくれる本でした。気の合う人と自然に友達になる、そんな理想はもう通用しない社会人生活の中で、意識して関係を育てることの大切さを実感させられました。特に、安定型・回避型・不安型という愛着スタイルの話は、「自分のパターンが人間関係を決めていたのか」と目から鱗。友情は単なる感情の結果ではなく、勇気と工夫で形作るもの。SNSや多忙さに流されず、深く語り合い、笑い合える関係を育てたいと心から思いました。2025/04/21
はるき
14
大人になると、友達というフレーズに痛痒くなるのは私だけだろうか。 日々に追われ、関係維持を怠り疎遠になる。難しいですが、頑張らねば。2024/10/01
はやたろう
13
人生に欠かせない友人の大切さ、平たく言うと友人に言っていいことと悪いことの手ほどきなどが書かれている。2024/10/19
ソーシャ
11
原題”Platonic :How the Science of Attachment Can Help Make-and Keep-Friends ”の通り、アタッチメントスタイルの類型にもとづく対人関係の取り方を軸に、性愛を伴わない友人関係についての心理学の研究知見を様々な事例を交えながら紹介した一冊。アメリカの研究者だけあって、差別などで社会的地位の差がある人とどう付き合うかというテーマについても論じられています。友情がテーマですが、友情関係以外の人間関係にも応用できる実用的な一冊だと思います。2024/08/10
バーニング
5
部分部分では面白いなと思うものの、一般書でこのボリュームはややオーバーかなという印象を受けた。あとこれは著者の問題ではなく翻訳及び編集の問題としてだが、attachmentを一貫して「愛着」と訳しているのがいささか残念だった。attachmentは愛情の有無を強調する概念ではなく人と人、あるいは人と人ならざるものの触れ合いについて、あるいは関係性の構築プロセスの研究の蓄積で生まれた概念なので、現代日本の心理学ではアタッチメントとカタカナ表記するのがごく一般的です。2024/07/27
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