出版社内容情報
出口の見えないウクライナ紛争、歴史的高インフレ、物価高、円安、米中半導体摩擦……。グローバルリスクはますます複雑化しており、未来を見通すには、世界経済の基本情報をしっかり把握しておく必要があります。本書『この一冊でわかる世界経済の新常識2024』は、大和総研の選りすぐりのエコノミストたちが執筆を手がけ、世界と日本の経済の課題と展望がこの一冊さえ読めば簡単に頭に入るように構成しています。毎年ご好評をいただいている経済解説の決定版テキスト、シリーズ第9弾です。
[グローバルリスク]複雑化する深刻な危機を切り抜けられるか
[米国経済]景気後退なしに高インフレから脱却できるか
[欧州経済]インフレ鈍化でも拭えぬ先行き不透明感
[中国経済]中国版「失われた20年」の始まり?
[新興国経済]「グローバルサウス」の台頭と葛藤
[日本経済①]経済正常化の一巡で景気は減速するもインフレは定着へ
[日本経済②]最低賃金「1500円目標」と今後の課題
[生成AI]世界の潮流に学ぶChatGPT活用法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uD
6
2024年の世界経済は緩やかな景気回復が想定されるが、地政学的リスクや異常気象などにより不確実性は高い。米国へのソフトランディング(大幅な景気悪化を経ずにインフレも落ち着く現象)への期待の高まりや、欧州企業のグリードフレーション(強気の価格決定行動)の緩和の兆しなど納得&勉強になった。一方で、日本経済のメインシナリオ部分に関する「コロナ禍以降に大幅に積み上がった家計貯蓄の取り崩しが消費を下支えするだろう」の記述が肌感に合わない。それよりも物価高が続く影響で更に冷え込むように思えて仕方ないのは浅学故か。。2024/01/11
ゼロ投資大学
1
2024年に注目される世界経済の新常識についてわかりやすく解説されている。ロシアによるウクライナ侵攻が世界に与える影響についても触れられている。イスラエルとパレスチナの間の衝突の前に書かれており、世界情勢はすごいスピードで変化し続けていることを実感する。2023/12/15
天切り松
1
時間のない人は、はじめに、だけでも立ち読みが良さそう。2023/12/11
jun
0
世界経済のニュースや状況を、それぞれのエリアの専門家からまとめてインプットできるのがありがたい。2024/06/24
TAKAHIRO | Vlogger
0
世界経済について、学べる本。ビジネスパーソンが知っておきたい事が、網羅されているので、おすすめ!アフターコロナの世界。世界情勢は大きく変化している事を痛感した。2023/12/10