出版社内容情報
★ほかのことは分かるのに、お金のことだけ分からない人へ★
★お金で必要なのは、根本的な知識★
お金のことを知りたいと調べたときに、「こういう細かいことではなく、そもそもなんでここに投資すべきなのかを知りたい」
「もっと根本的にお金について知りたい」
などと思ったことはないでしょうか?
この本のゴールは、あなたのお金のリテラシーをあげることです。
資産防衛や投資、住宅ローンや老後のための貯金など、行動する前に知っておくべきことは山のようにあります。
しかし、現在お金に関することは複雑で多岐にわたり、そもそもをわかりやすく説明することは意外に難しいことです。
また、金融の世界には一流の投資銀行から非合法の闇金にいたるまで幅広い世界が広がっており、金融知識のない人につけこんで稼ぎたいと思う人たちの餌食にされることは避けなければいけません。
この本は、30年以上世界の一流金融機関で投資に携わってきた著者が、「お金のそもそもをどう説明したらいいか」をずっと考えて生まれた本です。
お金のリテラシーを上げる上で一番大切なのは、何よりも「一般常識を増やすこと」だと著者は言います。
本書には具体的な投資の話から、日本のバブルなど歴史までを取り上げます。
読んでいるうちに、全体的なお金のことを考える基礎体力がつく本です。
お金の楽しい知識を得ながらも、いつの間にか自分の生活に関するお金の判断もできるようになりたい方への一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
30年以上金融機関で投資に携わってきた著者が、細かいことではなく、そもそもなんでここに投資すべきなのか、具体的な投資の話から日本のバブルなど歴史までを取り上げて教える一冊。そもそも資本主義とは何か、証券会社、銀行、保険会社は何を考えてセールスしているのか、お金を借りることの本当の意味、投資をする前に知っておくべきこと、外国に投資するとはどういうことか、日本の経済は今どんな状態なのか、景気についてどう考えるか、バブル崩壊やリーマンショックなどから何を学ぶのかなど、本当に基本的なことで大切なことを学べました。2023/03/12
ホシ
14
金融リテラシーゼロの頭がお花畑で、いつも「そもそも論」が気になる私には良書でした。お金とは?資本主義とは?株式会社とは?こんな所から始まります。高校生はおろか中学生でも読めるんじゃないかな。40代になって、こんな本を読んでるのは恥ずかしいですが、FXやNISA、iDeCoなんかは勉強になった。あとバブルの顛末なんかは正直、声を上げて笑ってしまった。人生が狂った方もいらっしゃるだろうから不謹慎だけれども。2023/06/17
はるき
14
可愛らしい表紙ですが、後半に行くにつれてどんどんシビアに。お金との付き合いは一生続く。だから一生勉強だ。2023/06/11
Tomitakeya
4
これからは投資だとか、円安だから外貨預金をしようとか、何となくそんな雰囲気に流されて、焦ったり、慌てて手を出そうとしている方へおすすめです。お金に対する基礎的な知識が身に付きます。取れるリスクと取れないリスクがある。国の借金とはどのような意味を持つのか?国の財政破綻はどのようにして起こるのか? お金のことを学ぶ基本的な教科書的な内容。それでいて読みやすく、分かりやすかった。2023/10/21
ルミナス
3
154 「複利」というのは、金利が元本に上乗せされて、さらにそれに金利が発生するというものです。 100万円借りて、金利がトイチだった場合 10日で10% スタート 100万円 10日後 110万円 金利含めて返せない さらに10日後 121万円 これの繰り返しが複利 これを36回、つまり1年間繰り返すとします。そうするとトータルの元利合計は3000万円を超えます。 もし複利ではなく、ただ10日で10万円の金利をはらうだけなら、1年間で利息は360万円ですが、複利になるととんでもないことになります。 2023/05/21