内容説明
腸、腸内細菌、そして細菌たちが生み出す物質(ポストバイオティクス)が私たちに与えている影響は、まちがいなく、多くの方が考えているよりも多岐にわたり、そして大きなものです。運動能力、疲れ・冷え・肌荒れ・アレルギーなどの体質、肥満、老化、糖尿病・動脈硬化・高血圧・がんなどの生活習慣病、認知症やうつ病、ストレスなどの心の状態まで。ここ10年ほどで飛躍的に進んだ研究から、科学的に正しいデータに基づいてまとめたのが本書です。菌の特性や機能、腸の構造だけでなく「何を食べて、どんな菌を増やすといいか」についても解説します。
目次
第1部 最先端研究で分かった腸の不思議な世界(体質・能力・体調の決め手としての「腸内細菌」;腸はスペシャル、そしてちょっとおかしい)
第2章 健康・老化・体型…すべては腸とつながっている(体型と腸、最先端の研究から;「腸漏れ」と老化・生活習慣病;免疫(腸)vs.新型コロナウイルス感染症そしてアレルギー
脳腸相関 腸はどこまで脳に影響を及ぼしているのか?)
第3部 実践 腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略(最高の腸内環境は食事でつくれる)
著者等紹介
國澤純[クニサワジュン]
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長。1996年、大阪大学薬学部卒業。2001年、薬学博士(大阪大学)。米国カリフォルニア大学バークレー校への留学後、2004年、東京大学医科学研究所助手。同研究所助教、講師、准教授を経て、2013年より現所属プロジェクトリーダー。2019年より現所属センター長。その他、東京大学医科学研究所客員教授、大阪大学医学系研究科・薬学研究科・歯学研究科・理学研究科招へい教授(連携大学院)、広島大学医歯薬保健学研究科客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構客員教授などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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