資本主義の先を予言した史上最高の経済学者 シュンペーター

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資本主義の先を予言した史上最高の経済学者 シュンペーター

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784296000760
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C0030

出版社内容情報

新しいことができない、世代交代が起きない、無能な人が出世する……
閉塞感を感じているすべての人は、最高の経済学者「シュンペーター」を知ろう!

スティーブ・ジョブズは「iPhoneを作ったことがすごい」と言われがちです。でもそれは間違いです。本当にすごいのは「iPhoneを世界に広めたこと」です。
iPhoneに似たものは当時かなりありました。ジョブズの真骨頂は、「すでにある似たようなものを組み合わせ、それにより人々の生活を変えたこと」です。ただ製品を思いつくだけではなく、その先にいる人々――しかも世界中の人々――に「思わず使わせたくなる製品を作り、きちんと届ける販路を作り、もちろん原料の調達も可能にしたこと」ことがすごいのです。これは、シュンペーターのいう「イノベーション」理論を体現しています。

シュンペーターは「イノベーションの父」と呼ばれています。
今から約100年前、シュンペーターが29歳の時に、「イノベーション」という概念を初めて世に問うたことは知っていましたか。
シュンペーターの理論は、現代に働くみなさんが知っておいた方がいいことばかりです。
たとえば、シュンペーターは「アイディアなんてただのゴミ」だといいます。そんなものより、ジョブズのiPhoneのように「すでにあるものを組み合わせること」の方が大切だとしています。これは、松下幸之助の得意技でもあります。その方が大きなものが生み出せます。
ほかにも、「変革は外から起こるのはなく、内からしか起こらない」「景気の波は繰り返し起こる」「受け身な人間はただの快楽的な人間」「資本主義は終焉を迎える」など、さまざまな理論を残しています。

シュンペーターの理論は、常に前を向き、停滞している現状を破壊できる力があります。「優れた理論は、何にでも応用ができる」といいますが、まさにシュンペーターの理論はそれです。
 シュンペーターが特に経営者に人気があり、現代も生き生きしているのは、現代で、まさに「使える」理論だからです。ぜひ、経済学の基本とも言えるシュンペーター理論を知りましょう!

内容説明

イノベーションの生みの親シュンペーター。イノベーションとはそもそも何か、どう起こすのかを知ろう。ゼロから何かを思いつく創造は重要ではない。それを、世界中に「スケール」し、届けること―。それこそがイノベーションの本質である。

目次

第1部 シュンペーターは何者?(シュンペーターの思想を知る;シュンペーターは何者か)
第2部 イノベーションとは何か(シュンペーターの思想の本質;イノベーションのカギは「新結合」;アントレプレナーになろう!;信用を忘れてはいけない;時代の波を読む)
第3部 資本主義の先を見る(資本主義のあとに)
もしシュンペーターが現代日本に現れたら

著者等紹介

名和高司[ナワタカシ]
京都先端科学大学ビジネススクール教授、一橋大学ビジネススクール客員教授。東京大学法学部卒、三菱商事(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。シュンペーターおよびイノベーションを主に研究。2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。イノベーション研究グループのグローバルリーダのひとり。デンソー(~2019年まで)、ファーストリテイリング、味の素、SOMPOホールディングス(いずれも現在も)などの社外取締役、ボストンコンサルティンググループ(~2016年まで)、インターブランド、アクセンチュア(いずれも現在も)などのシニアアドバイザーも兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

45
資本主義の終焉を予想していたシュンペーターについて概要がわかればと思い読んでみた。マルクスの思想に共鳴しながら「革命」という方法論に賛同しなかったシュンペーターは新結合(イノベーション)によって新しい価値を創造する「発展」を提示している点は興味深く感じた。本書はシュンペーターの思想を現代に生かすための方法論を提示しているため、当初想定していた内容とは異なっていたが、いろいろと参考になった。既得権益者のしがらみが残っている資本主義では「終焉」も否定できないと感じた。2025/03/28

tamako

12
京極夏彦級の厚さだったけど4時間で読了。SDGsと資本主義の行き詰まりが現代の課題で、それを解決するのがイノベーションで、デジタルはイノベーションにピッタリ!という感じで始まるんだけど、シュンペーターが資本主義の終焉を予言していたのなら、資本主義の行き詰まりは課題にはならないし、SDGsとイノベーションにも乖離がありすぎない?イノベーションとデジタルの親和性?と、初手からツッコミどころしかないのだが、我慢して読んだ。シュンペーターの著作を借りた著者のMBA講義と著作紹介。2023/01/29

しゅー

7
★★シュンペーターの本を読むのは挫折しそうなので本書のような本は助かる。ただ『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』を読んだときも思ったのだけど、とっても良い本だと思って読んでいると著者に突然ヘンなスイッチが入って驚く。あと余白の取り方がとても贅沢な本なので内容以上にかさばる。私は外で本を読む習慣があるので、もう少しコンパクトにしてくれると持ち運びがしやすくありがたかったな。2024/01/27

Book shelf

7
経済学者シュンペーターについて詳しい著者が彼の考え方を噛み砕いて説明した内容。著者のフィルタがかかっていることは否めないですが、全くシュンペーターについて知らなかった自分としては分かりやすく、特に商品開発やイノベーションが求められる自分にとっては結構刺激的で、それな!と思うところが節々にありました。印象的で腑に落ちた一点を挙げるとすれば、「未来予測はできないしする必要もない。あるべき姿でなくありたい姿を描くべきだ」。」「市場や顧客におもねるのではなくそれを新しく作り出す」あ、二点なってしまいました。2022/09/09

桜餅

5
シュンペーターの主張は「外部環境ではなく、内発的なイノベーションこそが経済と社会の進化をもたらし続ける」というものだ。これは不均衡を解消すれば安定するという静的な経済学とは全く異なる。個人的に好きなのが、「イノベーションとは、資源を陳腐化した古いものから新しく生産性の高いものへと移す企業家精神」という表現で、社会的なリソースはより良いものに再配分していかなきゃいけないということを良く示している(トップ大学のトップ層がこぞって外資金融に行っていた世代なので、この言葉は響く)。2023/01/03

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