出版社内容情報
日本企業の品質不正事件が相次いでいる。日本に品質管理を教えてくれたデミングの「マネジメントのための14原則」が収録され、その哲学が凝縮された本書は経営者必読。
内容説明
「KPIはすべて捨てなさい!」メイド・イン・ジャパン製品の品質向上に貢献し、いまもシリコンバレーの起業家に影響を与えている統計学者デミングの哲学を凝縮した1982年の大著。企業の品質不正事件が相次ぐ我が国の経営者必読。本邦初訳。
目次
第1章 改善の連鎖反応―品質→生産性→コスト低減→市場の獲得
第2章 欧米型マネジメントを変革するための14原則
第3章 死に至る病と障害物
第4章 いつ始めるか?どれだけ長くかかるか?
第5章 マネジメントの助けとなる質問リスト
第6章 品質と顧客
第7章 サービス業における品質と生産性
著者等紹介
デミング,W.エドーワーズ[デミング,W.エドーワーズ] [Deming,W.Edwards]
1900~1993。米国の統計学者。ワイオミング大学で電気工学を学び、イェール大学で物理学と数学の博士号を取得。農務省、国勢調査局に勤務。第二次世界大戦中は工場で統計的プロセス制御を指導。1946年からニューヨーク大学で統計学を教える。1950年、占領下の日本を訪れて経営者らに統計的品質管理を教え、日本製品の品質向上の契機となる。1980年、米国企業が日本製品の輸出攻勢に押されていたとき、全米ネットのNBCがテレビ番組「If Japan can…Why can’t we」でデミングの日本での活動を取り上げ、一躍知られる。フォードなどに品質管理を指導し、米国経済復活に貢献した
成沢俊子[ナルサワトシコ]
ピーキューブ代表。トヨタ生産方式の研究者。NEC、金融庁を経て、PEC産業センターで改善を研究
漆嶋稔[ウルシマミノル]
翻訳者。1956年生まれ。神戸大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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