出版社内容情報
★一日3枚のメモで十分! ★
★メモはとればとるほど財産になる★
★世界トップクラスの学者、ビジネスパーソン、クリエイター、作家が使っているメモ術を知る★
58冊の本と、数百本の論文という、大量の執筆をしたニクラス・ルーマンという社会学者がいます。彼の著作のクオリティはずばぬけていて、専門分野以外でも古典的名著になっています。
どうしてそんなことができたのか?
その答えは、彼が編み出したツェッテルカステンというメモ術にあります。
ツェッテルカステンのすばらしいところは、自分オリジナルの考えが自然とたまっていくところ。「自分の言葉でメモをとる」など、いくつかのコツがありますが、そのおかげで、メモが独自の理論になっていくのです。それらは「ちょっとしたひらめき」などではなく、大きなアイデアになるので、本数冊分なども書こうと思えばラクラク書けるほどになります。
しかも、アイデアだけではなく裏づけとなるデータも、メモの中にきちんとおさまっているので、アウトプットをするときに面倒なことも少なくなります。 何か新しいアイデアを思いつきたいとき、ブレインストーミングをしたり、うんうんうなったりする必要はもうありません。メモを見ればいいだけです。
真にクリエイティブになる方法をぜひ試してください!
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
43
ネットでPCスマホのデータベースツールNOTIONでこの方法を紹介していたサイトがあり、気になり本を読む。ルーマン社会学の二クラスルーマンがつかってきたメモの手法の紹介本。このメモ自体の考え方やその活用法にいろいろ唸る。小説などの楽しみのための読書ではないが、本を読んでその内容を自分の言葉でリライトできるようにすることや、再読の意味、ちょっとこれは耳が痛い。デジタルでメモ同士の関連性の付け方などは、非常に楽になるだろう。ただ具体的な方法はやや不足なのでネットで補うしかないだろう。デジタルツールのことも。2024/01/31
naotan
14
どうしても「ツェッテルカステン」という舌を噛みそうな単語から「ルンペルシュテルツヒェン」を連想してしまう。それはさておき、期待してた内容とは違ったけど面白かったです。自分の言葉で書くのが記憶定着の秘訣と。2022/01/08
masabi
14
【概要】メモ術ツェッテルカステンを紹介する。【感想】一つのメモに一つの内容を自分の言葉で書き、メモごとに振った個別の番号でリンクを作ることでメモ同士のネットワークを作る。メモをネットワークにどう結びつけるかでインプットを、濃くなったネットワークで論文や記事といったアウトプットを規律する。2021/11/17
あつお
13
『TAKE NOTES!』は、ただメモを取るだけではなく、思考を深め、学びを促すための「外部脳」を育てる方法を教えてくれる一冊でした。一時メモから永久メモへと昇華させる流れは、自分の知識が有機的に育っていく感覚を得られそうでワクワクします。特に、メモ同士をリンクさせて新たな発見を生む考え方に心が動かされました。AIやデジタルツールの力を借りながら、自分だけの知識の森を育てていきたくなります。2025/04/11
ゆう
12
ツェッテルカステンの画期的な点は、「走り書きメモ」や「文献を読んだときのメモ」といった、ごく小さな思考の断片(これは“思考の最小単位”ともいえる)から、「永久保存メモの作成=外化」へと至るワークフローが、切れ目なく連続していることだ。そして、そうやって蓄積されたメモが、そのまま成果物の素材として自然に繋がっていく。2025/02/11