内容説明
資本主義の危機に天才ケインズが捻りだした処方箋!大恐慌後の1936年に刊行され、経済学を変え、世界を救った古典の新訳。経済学のパラダイムを一新した革命の書。
目次
第1篇 序論
第2篇 定義と概念
第3篇 消費性向
第4篇 投資のインセンティブ
第5篇 名目賃金と物価
第6篇 短い覚書 一般理論から何を引き出せるのか
著者等紹介
ケインズ,ジョン・メイナード[ケインズ,ジョンメイナード] [Keynes,John Maynard]
1883~1946。二〇世紀を代表するイギリスの経済学者であり、マクロ経済学の創始者。ケンブリッジ大学で数学を学び、インド省に二年勤務した後、ケンブリッジ大学に戻り、通貨論を研究。1915年大蔵省に入り、第一次世界大戦終結後の1919年パリ講和会議に大蔵省首席代表として参加。敗戦国ドイツへの賠償請求に反対して辞任、『平和の経済的帰結』を発表。一九三〇年代の大恐慌以降の深刻な不況と失業を説明する『一般理論』を1936年に発表。米国のニューディール政策の理論的な裏付けとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天婦羅★三杯酢
2
何となく敬遠していた本だったけど、スミスの『道徳感情論』と並んでいたのでままよと購入。この本が”一般理論”であろうとしたのは、この本では言及がなかったけど、アインシュタインの”一般相対性理論”と同様の事だった。すなわち、古典派の経済理論は、理論として間違っているわけではないけど、前提条件が極めて特殊な時に成り立つ物であることを認識し、その前提条件をより現実的にしたものとして”一般理論”である、と言う事を云いたかった、ようである。2021/05/22
takao
0
ふむ2025/06/06
Yasuyuki Kobayashi
0
ケインズの一般理論の再訳最新版。 経済学研究のテキスト本なので、初心者には 解説本あるいは先生が必要。最後まで読み通したが 理解には及ばない。関数が出てくるので、 それもまた厄介である。2021/08/23