出版社内容情報
今、企業も行政も「共創」「ユーザー中心」「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」を掲げています。しかし現場では「声は聞いたのに形骸化する」「共感しても実装できない」「支援が押しつけになる」という声も……。この本は、その“なぜうまくいかないのか”を心理・構造・文化・権力・経済の視点から解き明かし、“善意が独り善がりになる構造”そのものを可視化します。単なる概念論や理想論ではなく、「失敗の構造 → 転換方法 → 実践プロセス → デザイン思想」の順に考えを深めます。思想と社会への実装を両立させた、これからの時代に必須の一冊です。
【目次】
内容説明
新しい課題の発見と解決。「助ける側/助けられる側」の二項対立を超えて。
目次
1 ”誰かのため”がすれ違う理由(「誰かのためになりたい」と願うあなたへ;「誰かのために」が空回りする構造 ほか)
2 当事者発想の技術[Do](その人らしい服を選ぶように;「なりたい自分」の3種類のニーズ―Haveニーズ、Doニーズ、Beニーズ ほか)
3 当事者発想をドライブさせる思考[Think](当事者をどう捉えるか?;共感の障壁の正体―思いやりはどこまで広がるか? ほか)
4 当事者発想を育む土壌となる技術[Cultivate](他者を受け入れ、当事者と未来を共有し関与するための当事者発想5段階モデル;当事者発想の段階を行き来する揺らぎ ほか)
5 分野を横断する当事者発想のこれまでとこれから(デザインの系譜と関係性への転換;当事者発想の基礎としてのインクルーシブデザインの思想 ほか)
著者等紹介
佐藤徹[サトウトオル]
STYZ CEO室長/デザインリサーチャー。コンサルティングファーム、小児総合医療施設、小児クリニックでの実務を経て、社会課題解決を事業として推進する株式会社STYZに参画。大手企業との新規事業開発や、小児医療・福祉を中心とした次世代支援領域の実証プロジェクトを推進するほか、非営利団体の運営支援や政策提言にも携わる。2026年より共創型R&D組織「当事者発想ラボ」リードリサーチャー。当事者発想と生成AIを掛け合わせ、複雑化する社会課題を構造的に捉え直し、多様なステークホルダーとともに問いを設定し、社会的インパクトの設計と検証を行う。TRIO JAPAN理事
川合俊輔[カワイシュンスケ]
CULUMU代表/デザイナー/研究者。海外拠点のデザイン会社を経て、インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」を設立。多様なユーザー・生活者とともに課題を捉え直す共創型デザインプロジェクトを、さまざまな業界・企業と実践している。芝浦工業大学非常勤講師としてUXデザイン演習等を担当し、人間工学を基盤としたユーザー中心設計、デザイン評価手法、UX研究・教育に従事。理論と実践を横断しながら、インクルーシブデザインの社会実装を探究している
各務太郎[カガミタロウ]
SEN代表/建築家/Identity Academy理事。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、電通にてコピーライター・CMプランナーとして活動。2014年退社後、都市と社会課題に向き合う建築家を志し渡米。2017年ハーバード大学デザイン大学院(都市デザイン学修士)修了。2018年株式会社SEN創業。「泊まれる茶室」ホテル事業を経て、現在はヘルスケア領域でウェルビーイングを可視化する事業を展開。建築・都市・事業を横断しながら、N=1の当事者視点から問いを立て、社会実装へと接続する実践を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



