出版社内容情報
最適解を出すだけならAIにはもう敵わない時代。私たちが「効率」や「正しさ」で勝負する意味は、どこにあるのか。SNSを開けば、世界中の天才たちの「すごい」が息をするように流れ込んでくる。「それに比べて、自分には何もない……」「好き」を語る自信も、何かを続ける気力も失っていく……。
本書が提案するのは、そんな「競争」から一度そっと降り、あなたの「自己満足」――つまり、個人的な「こだわり」や「気になる」から始める、新しい価値のつくり方です。
著者は、QuizKnockの運営会社で働きながら活躍する気鋭の哲学者。価値の源泉は無理にひねり出すものではなく、あなたの日常にこそ眠っているという事実を、哲学由来の思考ツール「図と地の思考」で解き明かします。あなたが無意識にとっている「習慣」や、心の奥で抱いている「問い」に光を当てることで、そこにしかない独自性の種を見つけ出すのです。本書を読み終える頃には、他人の評価軸に頼らずとも、自分の「こだわり」や「気になる」をユニークな企画や発信へと育てる具体的な方法がわかります。
【目次】
内容説明
自信を持って発信できる自分になる方法。差別化とは異なる、新しい価値の見つけ方。[競争]身体的・精神的負担を受け入れながら、効率と成果を追求する。[独自性の育成]自己満足を追究しながら、社会にシェアできる価値を模索する。
目次
第1章 競争をやめて「自己満足」を追究しよう
第2章 自己満足は「図と地の思考」で見えてくる
第3章 自分らしい習慣と問いを自覚する方法
第4章 自分らしい視点を育てる方法
第5章 自分らしさを熟成させる方法
第6章 自分らしい視点をかたちにする方法
第7章 自己満足を「社会的な価値」に変えていくために
著者等紹介
田村正資[タムラタダシ]
哲学者。1992年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は現象学(メルロ=ポンティ)。開成高校クイズ研究部リーダーとして、伊沢拓司と第30回高校生クイズ優勝(2010年)。現在は株式会社batonで新規事業開発を手掛ける。これまでにYouTubeチャンネル「QuizKnockと学ぼう」やECサイト「QurioStore」の立ち上げに携わった。新規事業開発のかたわら、哲学研究と作家活動も継続。論文執筆のほか、『ユリイカ』『群像』に論考や批評を寄稿・連載するなど文芸誌でも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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