出版社内容情報
「なぜ、良い商品なのに売れないんだろう?」「ロジックは完璧なはずなのに、最後に選ばれない……」。多くのビジネスパーソンが抱えるこの根深い悩みは、商品そのものではなく、スペックや機能では語れない「目に見えない価値」の伝え方に原因があります。本書は、顧客のニーズやありたい姿を深く理解し、それに合わせて商品やサービスの魅力を伝えていく「提案の技術」を解説します。著者の今野有子氏は、20代で起業し、世界6カ国を舞台にワインという「嗜好品」を15年以上扱ってきたプロフェッショナル。著者は目に見えない価値を伝えてきた実践知を、哲学・認知科学の視点で分析。「顧客の心が動く仕組み」を明らかにし、誰でも再現可能なメソッドとして体系化しました。10万円のワインを気軽に飲んでもらうには?」「ワインを飲まない人に1万円のワインを買ってもらうには?」――本書では、著者の経験にもとづくクイズを入り口に、読者が顧客の心を動かす提案のための思考法とテクニックを学べます。価格競争から抜け出し、顧客と長期的な信頼関係を築きたいと願う、すべてのビジネスパーソンに。新たな視点と力を与えてくれる一冊です。
【目次】
内容説明
お酒を飲まない人にワインを売るには?ワインビジネスから学んだ、商品の魅力を伝える技術。顧客が価値を判断するメカニズムとは?顧客が本当に求めているものを知るには?商品の新たな価値に気づくには?相手の理性にも感情にも働きかけるには?魅力的な提案のコンセプトをつくるには?
目次
第1章 3つのクイズから学ぶ「価値の伝え方」
第2章 人間はどのように価値を判断するのか
第3章 価値判断に影響を与えるものは何か
第4章 価値を伝える「説得の技術」
第5章 売らずに売れる「コンセプトのつくり方」
第6章 顧客の未来を想像させる「提案の技術」
著者等紹介
今野有子[コンノユウコ]
株式会社アルムンド代表取締役/Philosophy Technologies inc.Co‐CEO。早稲田大学商学部卒業後、武田薬品、リクルートエージェント(現リクルート)で法人営業を経験。ニュージーランド、スペイン、フランスに留学後、株式会社アルムンドを創業し、ワインを通じて、新たな市場と顧客体験の創出に取り組んできた。ファイナルファンタジー30周年記念ワイン(スクウェア・エニックス)をはじめ、ヤマハ、NTTドコモ、東急不動産、関西電力グループなど、多業種にわたる大手企業とのコラボレーションを実現。ハイエンド顧客層向けのコンサルティングを多数手掛ける。現在はシリコンバレーを拠点に、哲学的思考を活用したビジネスをグローバルに展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。