出版社内容情報
仕事の現場で的確に判断できない人が増えています。フェイクの情報に騙されたり、リサーチが足りないまま憶測の情報で判断してしまったり……。「こうに違いない」「こうであってほしい」という思い込みやバイアスも判断ミスの要因です。本来、シンプルに考えれば正しく判断できることを、複雑に考えるから、脳がバグって判断を誤るのです。とく上司やリーダーが判断を誤ると、部下やチームメンバーも仕事をやり直す羽目になり、生産性は下がります。本書では、人が判断する際の脳の動きを解き明かし、判断のスピードと正確性を上げる脳の習慣を詳しくお伝えします。
【目次】
内容説明
判断が難しい時代の意思決定の新バイブル。判断が速くて正確な人が「決める前」に考えていること。大事なのは、情報の不足や偏りを感じ取る力!脳による勘違い、事実誤認、正当化、繰り返し癖を予防する!
目次
第1章 なぜ「判断ミス」が起きるのか? 脳科学から見たメカニズム(「判断ミス」と「ふつうのミス」の違いとは?;いつの時点で判断ミスが確定するのか? ほか)
第2章 判断が正確な人は「逆算」して考えている 「判断基準」を明確にすればミスは防げる(「判断基準」がないと判断が場当たり的になる;成功している経営者は判断基準が明確である ほか)
第3章 判断ミスを防ぐ「情報」の取り方 見る、聞く、話す…運動系脳番地を使って、確かな情報を集める(「情報形成力」が正しい判断のための必要条件;「事実」を積み重ねるとそれだけで「判断」になる ほか)
第4章 直感が冴える!頭と体の使い方 身体性を磨くことで脳は活性化する(じっくり考えた方がいい結果になるとは限らない;「直感」は脳の危機的反応から生まれてくる ほか)
第5章 1日3分!判断力を磨く10の新習慣 起床後から就寝前まで即効性のある方法を集めました!(新習慣こそが脳を鍛え、可能性を広げる;判断力がアップする新習慣1 自分自身の「判断基準」を作る ほか)
著者等紹介
加藤俊徳[カトウトシノリ]
脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和医科大学客員教授。脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニング、脳活性助詞強調音読法を開発・普及。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意。1991年に、現在世界700カ所以上の施設で使われる脳活動計測「fNIRS(エフニルス)」法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見した。脳が一生成長することを目指す「加藤脳内科療法」として、独自開発した加藤式脳画像診断法を用いて、脳の成長段階、強み弱みを診断し、脳の使い方の指導や、学習・進学、適職の相談などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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