出版社内容情報
建設業界はバブル期には「3K(きつい、汚い、危険)」と言われていた業界の1つ。しかし、ここ10年で大きな変貌を見せている。働き方改革が進み、女性就業者の割合も急増。また、ドローンやAIなど、様々なテクノロジーの導入によって建設現場では効率化が進んでいる。近年、日本では災害が増え、その復旧にも欠かせない建設ビジネス。本書では、業界の研究をもとにメディアで情報発信を続ける著者が、土木、大規模建設、住宅建設、解体、それぞれの動向と、業界で働く人たち、テクノロジーの進化など、業界の今と未来を現場のリアルな声とともにお届けする1冊です。
内容説明
学生から業界関係者まで楽しく読める建設の教養。世界が注目!芸術の域に達する日本の職人技術。
目次
序章 日本が世界に誇る寿司、アニメ、建設職人
第1章 トイレから学ぶ建設業界の世界
第2章 ドローンから学ぶ土木工事の世界
第3章 タワマンから学ぶビル・高層建築の世界
第4章 大工YouTuberから学ぶ住宅工事の世界
第5章 漫画『解体屋ゲン』から学ぶ解体・改修工事の世界
第6章 工業高校・高専から学ぶ建設業界の採用・人材育成の世界
第7章 給与明細から学ぶ建設業界の給料と働き方の世界
第8章 徳川家康から学ぶ建設業界の歴史の世界
第9章 重機から学ぶ建設業界の未来
終章 300年後の子孫たちに何を残すのか
著者等紹介
〓木健次[タカギケンジ]
クラフトバンク総研所長/認定事業再生士(CTP)。1985年生まれ。京都大学在学中に塗装業の家業の倒産を経験。その後、事業再生ファンドのファンドマネージャーとして計12年、建設・製造業、東日本大震災の被害を受けた企業などの再生に従事。その後、内装工事会社に端を発するスタートアップであるクラフトバンク株式会社に入社。社内では建設業界未経験の新入社員向けのインストラクターも務める。2019年、建設会社の経営者向けに経営に役立つデータ、事例などをわかりやすく発信する民間研究所兼オウンドメディア「クラフトバンク総研」を立ち上げ、所長に就任。テレビの報道番組の監修・解説、メディアへの寄稿、業界団体等での講演、建設会社のコンサルティングなどに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。