出版社内容情報
社員の「働きやすさ」を改善することは、ビジネスの成果にどれだけ影響するのだろうか? ツールやルールを導入するだけでは、労働環境の改善が売り上げに結びつくことはない。重要なのは、その過程で生まれるコミュニケーションだ。適切なコミュニケーションが生まれる環境を整えれば、自然とパフォーマンスは高まる。本書は、「ウェルビーイング経営」を実践することで急成長を続けるPHONE APPLI社が、社員の笑顔と成果を直結させる仕組みを解説する。
内容説明
社員の幸せを追求するのは、キレイゴトではなく立派な経営戦略だ。突然の退職、形骸化した1on1、リモートワークによるエンゲージメント低下…現代組織が抱える課題を解決し、人的資本を最大活用する方法とは?
目次
第1章 ウェルビーイング経営とは
第2章 ウェルビーイングの三角形
第3章 自分たちの幸せと向き合う
第4章 ウェルビーイングの三角形1 対人関係
第5章 ウェルビーイングの三角形2 未来
第6章 ウェルビーイングの三角形3 仕事
第7章 ウェルビーイングの三角形4 環境
事例紹介:ウェルビーイング経営のモデルケース
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カン
2
52024/11/03
林原琢磨
2
そこそこの規模の会社の経営者以外で読むことはあまりないかもしれませんが、しかし、職場や組織内の心理的安全性などについて書かれた書物の中でも群を抜いて有効性が高いんじゃないかと思います。帯に「社員の幸せ追求するのはキレイゴトではなく立派な経営戦略だ」と書かれており、まさにその根拠が内容として述べられているため、実際に『ウェルビーイング経営』を導入するためのエビデンスやケーススタディとして使えます。仕事柄、まさにこういう本を探していました。2024/01/30
まんまる
1
株式会社Phone Appliの取り組み事例 ・ウェルビーイングには、"持続的な"という意味も含まれる。瞬間的な幸せを表す"ハピネス"とは異なる。 ・"24時間戦えますか?"というバブルを象徴するリゲインのCM ・外的要素に関して答えるアンケートは批判的になりがち。WSCアンケートは"わたしは〜"から始まり、自分と向き合うアンケート ・チャットで簡易的にコミュニケーションがとれることにより、雑談が減る2024/10/06
夢読み
1
「ウェルビーイング」な状態の従業員がいることで、経営が良くなるとする。最も、その「ウェルビーイング」な状態とは、単にいきいきとしているということではなく、(仕事に対して)いきいきとしている、という但し書きが付くことに注意。そのような個人的な感性に対して企業側ができる介入はいろいろあるのだろうが、「なぜ働くのか(Why)」というレベルで働きかけることが重要なのだろう。ゆえに、ビジョンや合理的な目標の提示が重要になってくる。一方で目標に向かうことへのサポートとしての対人関係の配慮も重要と理解した。2024/09/13
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- 和書
- 昭和五十九年運勢暦