出版社内容情報
未就学時から小学校低学年に向けた、はじめてのかがくの絵本シリーズです。雪の不思議に迫ります。極力簡単な言葉で、大人でも知らないようなことをシンプルに投げかけ、丁寧な絵で描きます。巻末には詳しい解説などがついています。
著者等紹介
いしがきわたる[イシガキワタル]
石垣渉。北海道北見市生まれ。2004年に製版会社退職後フリーのイラストレーターとして活動。2008年より画家としても活動を開始。2011年地球一周の船旅に乗船。約3ヶ月かけて18ヶ国でスケッチをして来る。2016年水彩連盟賞受賞、VOCA展2019出品。2022年SOMPO美術館賞受賞。水彩画教室の講師としても活躍中。個展多数
ふるかわよしのり[フルカワヨシノリ]
古川義純。中谷宇吉郎雪の科学館館長/北海道大学名誉教授。滋賀県生まれ。結晶成長学や雪や氷の物理化学を専門とする物理学者。寒冷環境における生物の生存戦略などにも興味を持っている。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」において、氷の結晶成長の宇宙実験に初めて成功したことでも知られている。北海道大学の低温科学研究所の所長や、日本結晶成長学会の会長などを歴任した。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MI
92
砂漠では雪が降らなそうだが、雪は降るがすぐにとけてしまいます。南極、雪と氷だらけですが、実は雪はほとんど降りません。昔降った雪が溶けずに残ってるんです。日本の四季とともに雪について書いてあり、思わずへーっていいながら読んだ。2024/01/31
☆よいこ
78
科学絵本。読み聞かせ6分▽砂漠にも雪が降るけれどすぐ溶ける。南極は雪はあまり降らない寒いから溶けないだけ。な夏にも雪がある…雲の中に。昔地球がまるごと凍ってしまったことがある。そのおかげで生物に多様性ができた。雪は水を何年も陸地に貯めておいてくれる役割もある▽砂漠に雪、夏に雪など思いもよらなかったことが書かれていて驚いた。解説と補足が充実している。雪の結晶分類図あり。とても良本。2023.11刊2024/03/01
ほんわか・かめ
23
雪だけにとどまらず、地球の気候や生物の進化にまで言及していてなんてお得な1冊!文章にも無理矢理感がなく、流れるように地球全体に目が行くように解説されている。中谷宇吉郎のナカヤダイヤグラムも掲載。表紙も素敵。てっきり福音館書店の本かと思ったら…〈2023/インプレス(マイルスタッフ)〉2025/02/13
あおい
12
すぐに溶けてしまうけれど砂漠にも雪は降る、南極は寒すぎて雪はほとんど降らない。雪についての科学絵本。絵がすごく綺麗。2024/05/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
科学絵本 雪は楽しいこと(子どもにとって)ばかりじゃないんですよ。冬になるとどうして雪が降るのか、小さい子でも分かりやすく書かれています。2024/04/24