出版社内容情報
平均年収全国ワースト1位、平均寿命全国ワースト1位、人口減少率全国2位、自殺率全国1位。人口減少・流出の危機に立たされた青森県を、ITとDXの力を用いて地方創生を推進する、株式会社ストラテジーテックの三浦大地氏。自治体や地元企業などを巻き込んだその手法や軌跡を解説します。
内容説明
持続可能なまちづくりを目指した新たな地方創生の取り組みとは?企業と人から青森と秋田、そして東北を変えていく。ともに地方創生に取り組む人々の声も掲載!
目次
第1章 地方創生の現在地
第2章 地元の現状と地方創生へのきっかけ
第3章 地元・弘前を変えたい
第4章 弘前の地方創生へ向けたアクション
第5章 地方創生のこれまでとこれから
第6章 共に青森、東北の地方創生に取り組む方たちの声
著者等紹介
三浦大地[ミウラダイチ]
株式会社ストラテジーテック・コンサルティング代表取締役社長。1978年3月14日青森県八戸市生まれ、弘前市育ち。高校卒業後上京し、現在時価総額4000億円となったコンサルティングファームの立ち上げより参加。会社が1部上場後に一度引退するが、目まぐるしいテクノロジーの発展によるイノベーションの加速を見ているだけでは耐えられなくなり、デジタル社会の発展の一翼を担うべく株式会社ストラテジーテック・コンサルティングを創業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kimi
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抽象論ではなく、具体的な経験談に近い内容。 私個人も田舎の出身なため、仕事がないから地元を離れざるを得ない実態がよくわかる。なので、まずは人が住めるための仕事を生み出すこと。それを自治体主導ではなく、連携という形で実業として推進する。 地に足ついた進め方を取らないといけない。理想ではなく、一歩一歩しっかりと考えて行動する。そして面直で話し合い相手の懐に迫る。 都会の論理ではなく、その土地の論理で戦わないと推進できない。2025/01/03
さめ
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地方公務員で働いている身からすると、民間会社が掲げる「地方創生」というのは、どこか全体観が欠けている気がしたり、企業の知名度や印象アップという感じが見え隠れしたりするが、この筆者はそうではない。故郷への思いをベースに、自身の持つスキル(e.g., コンサル思考、DX戦略)やコネクションを最大限活かして、ビジネスの種を蒔き、全体のうねりを引き起こしてやろうという気概を感じる。こんな代表のもとで働けたらなと素直に思った。2024/12/22