内容説明
スキンケア化粧品を開発・販売する外資系ベンチャーに勤める私は、某大学との共同開発プロジェクトを担当することに。大学を訪れた私の前に現れたのは、班目という変人研究者。「疑似バリア層って、なに?」その男は、私の曖昧な説明を鋭く指摘し、「君の説明は科学的でない」と言い放つ。こうして、変わり者でとっつきにくい班目教授との共同開発が始まった。そんなある日、班目と深い因縁のある町村常務が赴任先から帰国する。気合いと根性を強制し、社内を混乱に陥らせていく彼には、ある思惑があった…。知的で冷静な思考力が身につく、ビジネスエンタメ小説!
目次
第1章 ある「変人教授」との出会い―「伝え方」を科学的に考える
第2章 「論理的」な説明に不要なもの―「プレゼン」を科学的に考える
第3章 心を乱す「粒子」との向き合い方―「人間関係」を科学的に考える
第4章 私たちの仕事が「混沌」になる理由―「デスクワーク」を科学的に考える
第5章 「感情」が隠してしまうデータの真実―「データ分析」を科学的に考える
第6章 過去の向こうに「未来」が見えてくる―「シミュレーション」を科学的に考える
第7章 「天才」の頭の中で行われていること―「イノベーション」を科学的に考える
最終章 科学は誰にも「公平」なものである―「科学的」に考えるということ
著者等紹介
松尾佑一[マツオユウイチ]
1979年、大阪府生まれ。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。とある国立大学にて生物学に関する研究に従事。2009年に『鳩とクラウジウスの原理』で野生時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー。科学や科学者にまつわる題材をもとにした小説を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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