内容説明
出世するため、勝つために、武士、商人、政治家、芸術家が学んだこと。田中角栄から直江兼続、大倉喜八郎、野口英世、葛飾北斎、空海まで総勢36名の勉強法。仕事に効く、試験にも応用できる学び方の極意。
目次
第1章 勉強する人だけがたどり着ける場所(毎朝二時から勉強した田中角栄;借金しながら蘭学を学んだ勝海舟 ほか)
第2章 一流の商人の「ビジネス」勉強術(岩崎弥太郎―牢の中で商売を学び、三菱財閥を作りあげた;岩崎弥之助―海外で学んだ知識で「海」から「陸」の王に ほか)
第3章 一流の軍師の「戦略」勉強術(竹中半兵衛―戦術、人心、気配…すべて学んだ天才軍師;大村益次郎―医師をやめ、自分に向いている兵学を学んだ ほか)
第4章 師匠に学び、師匠を超える(勝海舟と坂本龍馬―進むべき道を示してくれた海舟に感謝 ほか)
第5章 「学び」を習慣化する極意(福沢諭吉も大隈重信も楽しく学んだ;昼に三千字、夜に千字、漢字を覚えた新井白石 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レアル
39
歴史の表舞台に登場する人達はやはりもの凄く勉強をしていた。という事で、其々がどのような勉強をしていたのかがここに書かれている。其々何をどのように勉強したかという勉強方法も面白いが、勉強しようという心意気、その姿勢が参考になる。2022/09/26
ロビン
20
田中角栄、岩崎弥太郎、勝海舟、福沢諭吉、伊能忠敬、徳川家康、豊臣秀吉、織田信長などなど、日本史上の偉人たちの勉強法に学ぶというコンセプトの本。空海と最澄のところだけ、あからさまな空海びいきで空海を上げ最澄を下げて書かれていて不満であったし、あまり著者が深い歴史観や人間洞察眼を持っているとは感じなかったが、備中松山藩の財政再建などに成功した「日本のケインズ」山田方谷ら新しく知ることのできた人物もいて全体に勉強にはなった。周りに左右されず自分の頭でものを考え、志をもって徹底して学んだ先人たちに倣いたい。2023/10/09
静岡茶
6
あまり詳しく知らない歴史上の偉人が解説されていて勉強になった。特に石田梅岩、虎哉宗乙、山縣有朋、大倉喜八郎。 2024/03/22
Mark X Japan
6
学ぶことの大切さを痛感します。そして,努力に勝る天才なし。☆:4.02021/02/04
Yuri
4
勉強する人だけがたどり着ける場所。凄い人は凄い勉強してる。一生勉強。わかりやすく読みやすい本でした。2023/02/19