内容説明
疲労・肥満・不眠・不安・病気・老化―文明病から脱却し、本来の自分を取り戻せ!!進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法。
目次
第1章 文明病
第2章 炎症と不安
第3章 腸
第4章 環境
第5章 ストレス
第6章 価値
第7章 死
第8章 遊び
著者等紹介
鈴木祐[スズキユウ]
新進気鋭のサイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアをテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。近年では、自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、3年で月間100万PVを達成。また、ヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
203
わりとよかった。「進化医学」という、人間の仕組みを生物学的に解剖した結果としてふさわしいと考えられる食事・運動・感情などの手法を豊富なエビデンスと一緒に紹介してくれる一冊。著者は医者などではなくサイエンスライターだが、細かい実験結果などを紹介してくれ、たんに「ぜったいこのやり方が正解」とごり押しするわけでもない姿勢には公平性や説得力がある。もちろん文章は癖がなく、非常に読みやすい。あと、エピローグで最後に本書の内容を振り返り、実行しやすい内容をまとめてくれるのもとても親切だった。2018/08/26
アベシ
154
「進化医学」という視点から人について淡々と語られていきます。炎症が表す、進化の過程でおきたミスマッチは、多すぎる、少なすぎる、新しすぎるというフレームワークで考える。不安とは危険を知らせるアラーム、潔癖症のような過剰な衛生が及ぼす影響、おかげで腸内細菌は飢餓状態、もっと食物繊維が必要だ。今回はおもに前半部分の感想だが、実践して後半部分についても感想を載せたい。 2019/09/02
ちくわ
147
題名が大袈裟で手に取り難い本だったが、暇潰しで読む事に。 読了…う~ん、読者の体調改善よりも、自論の正しさやユニークさをアピールしたい感が満々(笑)。それでも褒めポイントがないか?探してみたが…内容が引用だらけの卒論みたいで、リアリティや厚みを感じられずギブアップ!強いて良かった点を挙げると、芸能人からのオススメの多さから、著者が医学よりもマーケティングに長けていると理解出来た事。そして自分が世間的にはマイノリティーだと再認識出来た事。だってこの本の評価点4.3もあるんだもん!ってか著者は医学系の人なの?2024/10/24
R
136
今の人間は、現代に毒されすぎている、だからそういうのから離れることを実践したら体にいいよ。つまるところそんなお話でした。糖質絶ちだ、スマホ断ちだ、運動だ、自然だと、原初に帰った内容に触れることで人間本来の生活を過ごすことで、様々なリラックス効果が得られるというお話。確かに自然の中を歩くというのが最高に気持ちいいと、凄く納得するんだが、だからといって、農業従事者がみんな幸せで健康かと疑問がなくはない。ストレスが一番ダメだというのは、その通りだと思い、とりあえず歩く日々を続けよう。2019/11/27
十川×三(とがわばつぞう)
129
良書。▼文明病は「スマホ脳」と共通の切り口。まさに脳が追いついていない。ポイントは不具合「炎症(身体)と不安(心)」を知り、対策をとって「最高の体調」を手に入れる。▼緑の多い公園に足を運び、意識的に発酵食品と食物繊維を摂って、今の感覚に集中し、よく寝て、週2回の運動を続けるぞ。▼名言「原始仏教こそが、究極のソリューション」2021/08/28