銀行はこれからどうなるのか

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銀行はこれからどうなるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784295400738
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C2033

内容説明

金融機関がいま直面する「5つの困難」と大再編後の「4つの姿」とは?地銀の9割は再編。メガも大激変は不可避。「どこに預けるか」が格差を生む!フィンテック専門家が予測する「消える銀行、残る銀行」。

目次

第1章 私たちと銀行の関係はどう変わるのか
第2章 銀行のいまを知る
第3章 銀行のこれからを考える
第4章 世界の銀行はすでに動き始めている
第5章 金融にシリコンバレーがやってくる―誰がどう攻めてくるのか
第6章 日本の銀行が向かう先にあるもの

著者等紹介

泉田良輔[イズミダリョウスケ]
テクノロジーアナリスト。GFリサーチ合同会社代表。株式会社ナビゲータープラットフォーム取締役。愛媛県松山市生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了(同研究科最優秀賞を受賞)。大学卒業後、日本生命保険・国際投資部にて外国株式ポートフォリオマネージャーとしてインターネットやメディア、小売りセクターを担当。2002年から2012年までフィデリティ投信の調査部にて主にテクノロジーセクター担当の証券アナリストとして従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
小冊子の割にはいい線をいっているのではないかという気がしました。未来の銀行の4つの姿など参考になります。確かに今の銀行業というのは果たしてこのままでいいのか、ということで金融庁の働きかけが出てきているようには思えます。しかしながら、銀行業務については矢張りあまり経験がないせいなのか、少し今世情で言われていることくらいしか出てこないのは残念な気がしました。2017/05/18

Kentaro

44
実はメガバンクでも、地方銀行と同様に個人預金を守り切れるかが重要だ。個人預金を確保できなければ、モバイル型やクラウド型での個人向け貸出や法人向け貸出に、現在は安い調達費用の資金を割り当てることができなくなるからだ。MUFGは、スタートアップのビジネスの立上を支援する「Digital Accelerator」などを開催しているし、「MUFGコイン」への取り組みなどは非常にFinTechに積極的に見受けられる。銀行としてのサービスプラットフォームをいかに魅力的にできるかの決め手は「使い勝手」や「決済」にある。2020/04/06

momogaga

26
図書館本。銀行が変わってきていることは、日経新聞、ビジネス誌で理解できているつもりでした。しかし、さすがアナリストの視点はするどい。これからの銀行とどう付き合えばいいのか示唆を与えてくれる良書でした。2017/06/08

Emkay

17
分かりやすく、無理のない論理展開。筆者が指摘する銀行の5つの困難とは、①貸出先や運用先がない、②預金の魅力がない、③異業種との競争環境激化、④規制の複雑化とその管理の難しさ、⑤大きすぎて変われない。⑤は正確に言うと「変わるスピードが遅い」ので「もたもたしているうちに他業種に侵食されるリスクがある」ということでは。メガバンク間の比較、メガバンクとゆうちょ銀との比較、MUFGとHSBCやJPモルガンとの比較はとても面白かった。国内業務の頭打ちを受け、メガバンクが海外でM&Aを進めている状況も勉強になった。2019/04/08

izw

12
日本の銀行が、これからどうなるか、どうすべきかについて考察している。決済の仕組みがもっとシンプルになり、拡大すべき。中国のAliPay, WeChatの普及を考えると日本は一周も二周も周回遅れになっているようだ。最近他で聞いた話だと、中国では仮想通貨の取引がGDPの2倍以上あり、6割が個人間のやり取りだという。個人間のやりとりには手数料はかからないらしい。日本は現金の信頼性がありすぎて、現金が減らない。小物はプリペイドカードで買うことも増えたが、割り勘の精算は現金に限られる。この状態を何とかしてほしい。2018/04/13

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