内容説明
「総理」は主役か、脇役か?八〇〇年の長きにわたって政権の座にいた武士が退き、日本は新しい時代を迎えた。新時代において、ナンバーワンとナンバー2の在り方はどのように変わっていったのか。明治・大正・昭和で登場する新役職「総理大臣」。そもそも総理はナンバーワンなのか、ナンバー2か。日本が世界を巻き込んで変革する時代の新たな実力者を探す、『ナンバー2の日本史』の第二弾!
目次
第1章 新政府のナンバー2(江戸幕府の崩壊から明治新政府へ;明治新政府のナンバー2 ほか)
第2章 明治時代のナンバー2(ナンバーワンとナンバー2の関係;立憲政治へ ほか)
第3章 大正・戦前のナンバー2(敗戦へつながった三十年;薩摩閥の生き残り ほか)
第4章 挙国一致時代のナンバー2(「挙国一致」の夢と崩壊;挙国一致でつかの間の平和 ほか)
第5章 戦後日本のナンバー2(戦後日本のナンバーワン、ナンバー2;役が重すぎた東久迩稔彦王内閣 ほか)
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
作家、文芸評論家。1977年、東京都生まれ。書店員、編集者を経て作家事務所・榎本事務所設立。『戦国軍師入門』(幻冬舎新書)で歴史新書デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sam
53
久しぶりの「挫折本」(™️村上春巻さん)。途中で何度も「あれ?いま何を読んでたのだっけ?」と思い返すハメになった。なぜ「ナンバー2」なのか、「ナンバー2」の定義って一体なんなのか?等々。中途半端なコンセプトで書くとこういう本になるのではないかな(辛口ゴメンなさい)。まあ多少詳しい日本の現代史・人物史としては価値があるかもしれないので一応手元に保存はしておくけど。2024/01/11
ラード
0
組織の鍵は副将が握る って昔、蔵馬(幽遊白書)が言ってたけど、マネジメントして、『蔵馬はほんとのこと言ってる』て最近つくづく思う。