目次
第1章 二極化のひずみ―極限まで進んだ日本の貧困格差(世界を覆う不安とは無縁の風景;「一〇円の値上げ」でも常連客が消える ほか)
第2章 目の前にある日本の金融問題―円安・インフレ(急激な「円安」のからくり;「日本売り」に走る日本人 ほか)
第3章 金融とエネルギーの問題は表裏一体(日常生活と切り離せない世界情勢;失敗が続いたロシアのウクライナ侵攻 ほか)
第4章 世界金融戦争勃発―知られざる経済制裁(次々と広がるロシア国債のデフォルト;経済制裁の最終兵器「OFAC規制」 ほか)
第5章 米国との従属関係を見直す時(そして日本は「みんな貧乏になった」;さらに加速する世界的インフレ ほか)
著者等紹介
須田慎一郎[スダシンイチロウ]
経済ジャーナリスト。1961年、東京生まれ。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。執筆活動を続けるかたわら、テレビ、ラジオ、YouTubeチャンネル「別冊!ニューソク通信」他、「取材するユーチューバー」としても多方面で活躍中。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あんさん
4
最近の経済ニュースの良い復習になった。貧困化をただ嘆くのではなく、経済・金融を学び、世界の動き(特に米国の動き)をよく見て賢く進もう、とのメッセージと読んだ。2022/08/16
geki
3
ソリューションなき、衰退ゆく国家日本。須田さんのトークのキレはいつも通り。米国が世界に落とす影。まあ、米国の皮を被った何かかもしれませんが。消費税減税が日本救済策の一手とのことだが、やはり付加価値を産むことだと思う。一朝一夕にはならないとしても。2022/11/08
taverna77
3
米国に焦点をあてて、日本のダメっぷりを指摘しているところが、面白かった。確かに日本のダメさって際立ってて(もちろんそれ以上に僕自身がダメなんだけれども)、暗くなる一方。問題点を指摘して、(多少)解決策を示した所で、この暗さは解消されないだろうなというのが分かってしまうところが更に暗澹とさせられる。ほんと、どうしたらいいんでしょうねぇ、と読後感にため息が止まらない一冊。2022/09/30
Kolon
2
須田のオジキは大好きなのだが、さすがにマクロ経済関係の内容にはやや?が付くかな・・。オジキには得意分野(裏社会系)で力を発揮して頂けれが幸いです。2023/02/21
sa10b52
0
少しタイトルと内容がピンボケしているような印象。対米従属に多くの部分を帰結させているのが少し暴論に思われた。従属をやめて対等にしよう!というのは同意するし、独自路線でやっていくというのに反対もしないけど…。2024/02/14