内容説明
激動のアジアの行方を読み解く現地ルポ。
目次
国家安全維持法施行に震撼した香港と世界
中国―『拘束・拷問体験記』
台湾―親台から知台への脱皮
ベトナム―残留日本兵の手記
朝鮮半島―許永中独白録
WHOと中国、台湾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sakadonohito
6
主に台湾のことを書きたかったのだろう1冊。コロナ禍で防疫を頑張った台湾と、初動を誤ってしまった日本を比較していた。台湾の人からは日本が不甲斐なく映りがっかりしていたそうだ。WHOに加盟できない台湾は独自に感染症対策を行う必要があるが、そのための「中華民国伝染病防治法」の原型は明治の日本統治時代に制定された法律にあり、そんな台湾よりも防疫力で明らかに劣っていた日本に驚いていたそうだ。他はベトナムの明号作戦に従事した元軍事の話や許永中に韓国でインタビューした話など。台湾の事だけに絞った1冊にしてほしかった。2025/08/24
sagatak
3
親しくしてここだけの話をしたらスッパ抜きの記事なので、書かれたほうもちょっとたまらんのではと心配ですが、権謀術数の世界、本心と実態がかけ離れることもあるでしょう。実際の駆け引きの世界が顕わになって私たちが知れるだけでも意味ありです。もっと人類正直に生きれないものか。 まさに今読むと面白い。2021/06/11
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