内容説明
まやかしの「CO2削減」に踊らされるな!ムダと利権にまみれた対策が地球を不幸にする。
目次
序章 「環境」の「問題」とは何か
第1章 環境問題の嘘
第2章 地球温暖化の嘘
第3章 エネルギー問題の嘘
第4章 ゴミ問題の嘘
第5章 食料問題の嘘
第6章 人口問題の嘘
第7章 未来をつくる問題解決策
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、高尾599ミュージアム名誉館長。カミキリムシの収集家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
65
フロンガスがオゾン層を破壊すると言っていましたが、今では誰も何も言いません。オゾン層破壊については、太陽活動による南極の温度低下が主要因という話があります。また、CO2濃度が高くなり気温が上がったというのは、因果関係が逆だという説が出ています。過去50万年分のデータを見ると、温度が上がった後200から1000年後にCO2濃度が上昇しているというものです。なぜ温度が上昇したかと言うと、太陽の黒点数に行き着きます。最近は黒点数が減っており、今後はむしろ地球寒冷化に注意が必要かも知れない、と警告しています。2024/08/09
trazom
62
令和版とあるが、(新型コロナを除き)従来の先生の主張の繰返しが多く新鮮味がない。いつまでダイオキシンや環境ホルモンの恨みに拘るのか! 地球温暖化に対しては、私自身、昔は池田先生の批判に共感していたが、IPCCの第5次報告書(2013年)から考えを改めた。第4次に較べて圧倒的に科学的知見が深まり、もはや懐疑論を差しはさむ段階ではないと感じている。構造主義生物学者として、また哲学者(「生命の形式:同一性と時間」は名著!)として尊敬する池田先生が、ジャーナリズムに利用されているような感じがする出版で、悲しい。2020/12/21
ミッキー・ダック
28
環境問題の嘘 令和版} 著者は早稲田大学名誉教授の生物学者。14年前出版の改訂版。本書で扱われている環境問題は、地球温暖化、エネルギー問題、原発問題、ゴミ問題。食糧問題、人口問題、新型コロナと幅広いが、共通するのは、環境問題とは「金のなる木」=ビジネスとして資本によって作られ、科学的仮説を盾にし国民や政府を騙すペテンだということ。マスコミが加担してあおり、政府が政策や法律に反映して、ビジネスを後押ししていると。一旦流れが出来てしまうと金が動き、科学者さえも研究費のために加担し始めるという悍ましい現実。 2022/01/23
香菜子(かなこ・Kanako)
27
環境問題の噓 令和版。池田 清彦先生の著書。環境問題の噓、地球温暖化の噓、エネルギー問題の噓、ゴミ問題の噓、食料問題の噓、人口問題の噓。メディアが報道する内容の中には、環境問題の噓、地球温暖化の噓、エネルギー問題の噓、ゴミ問題の噓、食料問題の噓、人口問題の噓が少しは混じってしまっているのかもしれない。でも、全部が環境問題の噓、地球温暖化の噓、エネルギー問題の噓、ゴミ問題の噓、食料問題の噓、人口問題の噓であるというはいくらなんでも言い過ぎだし現実逃避。現実逃避しても環境問題は解決しないから。2021/12/03
kubottar
22
環境問題は時代時代において流行りがあり、今は二酸化炭素削減が錦の旗になっているという説明はわかりやすい。昔、オゾン層を破壊すると言われたフロンガスが禁止されましたが、今それは関係がないことがわかったけど、それに関する仕事はなくなっておらず、利権と化しているという話を聞いて、環境問題も結局はビジネスでしかないと残念な思いが膨らみました。2021/02/15