内容説明
令和時代に入り、日本の戦後体制を揺るがす大きな事件が、立て続けに起こった。日産元会長カルロス・ゴーンの逃亡、米国とイランとの緊張、そして中国武漢発の新型肺炎コロナウイルス問題である。共通して見られたことは、日本人および日本政府の性善説と思考停止であり、日本の官僚機構ないし官僚的組織の機能不全である。台湾問題が専門の気鋭の政治学者が緊急提言する激変する国際情勢の中でパラダイムシフト中の新ニッポン論。
目次
第1章 台湾総統選挙と米中覇権対立の真相
第2章 台湾はなぜ「親日」なのか?
第3章 老害サヨクの偽善と自家撞着
第4章 日本の本当の「伝統」を知らないウヨク
第5章 戦後体制の断末魔
第6章 令和維新と新たな「この国のかたち」
著者等紹介
酒井亨[サカイトオル]
1966年石川県金沢市に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。共同通信社経済部記者を経て、2000年に台湾に移住し、フリージャーナリストとして活動する。2005年台湾大学法学研究科修士課程修了(法学修士)。2010年度後期神戸大学大学院国際協力研究科客員教授、2012年9月より金沢学院大学基礎教育機構・経営情報学部准教授を経て、2018年4月、公立小松大学国際文化交流学部准教授に就任。専門は、比較政治学、アジア地域研究、アジア国際文化論・観光論。台湾を中心に東アジア情勢や中東の政治、経済、文化についての著作や寄稿が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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