出版社内容情報
【目次】
内容説明
「結合」とは、モジュール設計における基本概念の1つで、モジュール間の相互作用や依存関係の強さを表します。この「結合」を適切に管理することで、ソフトウェアシステムの保守性や拡張性、ひいては進化性を向上させることができます。つまり、ソフトウェアシステムの持続可能な成長には、「結合」の適切な管理が欠かせないということになります。本書では、まず構造化設計やオブジェクト指向設計に用いられてきた「結合」に関するモデルや評価手法を包括的に解説。さらに、複雑性を管理し、モジュール性を高める設計ツールとして、「結合」を活用する新たなアプローチを提案します。本書は、ソフトウェア設計に関わるすべての人々にとって、ソフトウェア設計に対する新たな視点を提供する一冊となっています。
目次
第1部 結合(結合とシステム設計;結合と複雑性:クネビン;結合と複雑性:相互作用;結合とモジュール性)
第2部 次元(構造化設計におけるモジュール結合;コナーセンス;統合強度;距離;変動性)
第3部 バランス(結合の均衡化;結合の再均衡化;ソフトウェア設計のフラクタル幾何学的性質;均衡結合の実践;結論;エピローグ)
著者等紹介
ホノノフ,ヴラッド[ホノノフ,ヴラッド] [Khononov,Vlad]
20年以上にわたる業界経験を持ち、大小さまざまな企業で、ウェブマスターからチーフアーキテクトまでのさまざまな職務を経験。現在はコンサルタントやトレーナーとして、企業がビジネスドメインを理解し、レガシーシステムを整理して、複雑なアーキテクチャ上の課題に取り組むことを支援している。また、世界中の主要なソフトウェアエンジニアリングとアーキテクチャのカンファレンスで講演を行う
島田浩二[シマダコウジ]
1978年、神奈川県生まれ。電気通信大学電気通信学部卒業。2009年に株式会社えにしテックを設立。2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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