内容説明
小売業界や広告業界に突如現れ、注目を集めている「リテールメディア」というキーワード。実は、近い概念は何十年も前から存在していました。デジタル広告市場の変革が進む中で、小売事業者とメーカーがリテールメディアをいかに活用し、企業の成長や顧客体験の向上につなげていけるのか?本書では、今まさにリテールメディアを「実践」しているキーマンの視点から、その最前線や本質を解き明かします。そして、これからリテールメディアを「実践」したい人々のために、必要な知識を凝縮した1冊となっています。
目次
第1章 なぜ今、リテールメディアなのか?(リテールメディアの基本概念と期待が高まる理由;リテールメディアが市場と消費者に与える影響 ほか)
第2章 あらゆる顧客接点がメディア化する―小売事業者の先進事例(ツルハホールディングス―店舗、アプリ、サイネージで先駆的な取り組みを続ける;セブン‐イレブン・ジャパン―1日2,000万人が来店する店舗のメディア化を目指す ほか)
第3章 顧客への「価値伝達」が鍵を握る―メーカーの先進事例(味の素―新規顧客獲得単価を重視する広告のクリエイティブ;江崎グリコ―リテールメディアの枠を超えた小売事業者との連携で売場を改革 ほか)
第4章 リテールメディアの実践に向けた取り組みと考え方(自社が保有するデータの整理と分析環境の構築;データを活用した施策の事前分析と事後分析による検証 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rico
1
リテールメディアの定義から、小売側、メーカー側両側の事例まで非常にわかりやすくまとまっていて実践本として読みやすかった。D2CでECをしていないメーカーにここまでターゲティング、CRMができる時代が来ようとは。USの事例からの影響が大きいとはいえ、日本の大手小売がリテールメディアを販売のためだけでなく、顧客体験の満足度アップ、ビジネスの最大化のためにオープンにする時代が来たのもすごい。メディアの使い手であるメーカーとしては、第3章に指摘されている通り従来の社内役割分担とプロセスが1番の課題2025/01/24
Go Extreme
1
リテールメディア活用→デジタルとリアルな購買データを統合→ターゲティング精度を高めながら価値の高い商品訴求と購買促進実現 ファーストパーティデータの活用 リアルタイムでの効果測定 購買データの可視化と活用 小売事業者のアプリ オムニチャネル戦略強化 データの一元管理とノーコードツール活用 消費者の購買行動分析 デジタルサイネージ活用 アプリとPOSデータ連携 データの精度と信頼性 メーカーと小売事業者の連携強化 SKUの多様化と価値伝達 広告のパーソナライゼーション クーポン施策効果 新規需要創出2025/01/09
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