内容説明
ビジネスでの利活用に役立つ「衛星」や「衛星データ」の基本から解説しています。宇宙から入手できる様々なデータから、ビジネスの新たなヒントを得られます。ウェブアプリを使って衛星データを簡単に分析する方法も紹介します。
目次
1 身近になった衛星データについて知ろう
2 衛星データが社会に生み出す価値を理解しよう
3 衛星データを使った新規事業を考えてみよう
4 衛星データを提供するビジネスを学ぼう
5 衛星データを扱うためのプラットフォームを知ろう
6 衛星データの分析・解析でさまざまな課題を解決しよう
7 分析結果を活用して既存ビジネスを強化しよう
8 自分の手で衛星データを扱ってみよう!
9 衛星データビジネスの未来について考えてみよう
著者等紹介
神武直彦[コウタケナオヒコ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。JAXAを経て2009年度より慶應義塾大学へ。宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合代表理事および慶應義塾横浜初等部部長
恩田靖[オンダヤスシ]
慶應義塾大学非常勤講師/株式会社cocotrek共同創業者。衛星データで地球を俯瞰する講義を大学で教える。Google勤務時に20%ルールで米国、日本、東南アジアで学会基調講演やワークショップを実施
片岡義明[カタオカヨシアキ]
「GeoNews」主宰/フリーランスライター。「GeoNews」運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
閑居
10
宇宙ビジネスの本は多数あるが、衛星データビジネスだけに着目した本はこれが本邦初だろうか。衛星データは金融や農業で伝統的に用いられていなかったオルタナティブデータ。衛星データを伝統的なデータ(温度、湿度、経済指標など)やIoTやSNSといった比較的新しいデータと合わせて活用することで新しい価値を創造できる。2022/06/26
さきこ
4
衛星データをビジネスに使う上で、①何を取得するのか②どうやって取得するのか が重要で、差別化ポイントと感じた。利用者は「生簀の魚に効率的に餌やりをしたい」程度の目的しかないので、それをどのように衛星データに繋げるか、間を繋ぐ存在が必要。 宇宙利用が広がる中、上部のデータを転がすコンサル業が幅を利かせる一方で、根幹をなすメーカーが虐げられているのが悲しい。2022/08/10
merci
3
☆☆衛生データが日々の生活に大きく影響を与えていることを実感。2022/10/23
ぷるぷる
2
宇宙関連の技術・ビジネスが活気づく理由が分かります。衛星の役割は「観測」「測位」「通信放送」、1次産業との相性が良いなんて改めて認識しました。Google Earth EngineとTellusはちょっと使ってみたくなりますね。人材不足が問題なのは全産業変わらないですね。最近の衛星画像の高精度化と3D化の進歩具合は凄まじいものがあるようですがソレを一体どう使うのかが悩み処なのは数年前から変わらないんですが色々と試行錯誤してる会社さんも多くて成功事例も出てきてるのに感心するやら関われない自分が残念やらです。2023/09/26
mkisono
2
とても面白かった! すでにいろいろなところで衛星データが活用されてるんだなぁ。2022/07/20