出版社内容情報
■Part1 ソフトウェアデザインとPython
第1章 ソフトウェア開発とPython
■Part2 ソフトウェアデザインの基礎
第2章 関心の分離
第3章 抽象化とカプセル化
第4章 パフォーマンスを考慮したデザイン
第5章 ソフトウェアのテスト
■Part2 大規模システムへの応用
第6章 「関心の分離」の実践
第7章 拡張性と柔軟性
第8章 継承
第9章 クラスや関数の軽量化
第10章 疎結合の実現
内容説明
プログラマーが考慮すべきソフトウェアデザインのアプローチとして、さまざまな手法がこれまで登場し発展してきました。たとえば、構造化プログラミング以降で発展した「関心の分離」や「抽象化」、オブジェクト指向の中心概念の1つ「カプセル化」などが挙げられます。これらは、いずれもソフトウェアの開発/運用をより容易にし、拡張性・保守性を高めるものです。本書では、それらのアプローチをどのように理解し、Pythonでどのように実践していけばよいのかを解説します。本書の内容を習得することで、初中級者はコーディングスキルを大きく向上させ、プロフェッショナルなプログラミングへの道を見通せるようになります。
目次
第1部 ソフトウェアデザインとPython(ソフトウェア開発とPython)
第2部 ソフトウェアデザインの基礎(関心の分離;抽象化とカプセル化 ほか)
第3部 大規模システムへの応用(「関心の分離」の実践;拡張性と柔軟性 ほか)
第4部 これからどう学ぶか(さらなる学びの題材;学習トピックの探索と記録)
著者等紹介
ヒラード,デイン[ヒラード,デイン] [Hillard,Dane]
高等教育関連のNPOであるITHAKAに、リード・Webアプリケーション・デベロッパーとして勤務している。これまで、遠隔測定法データのための推論エンジンの構築、および生物情報学アプリケーション用のETLパイプラインの構築などを行ってきた。初期のプログラミング体験としては、エンターテインメント関連のSNSであるMySpaceのカスタムスタイルの作成、モデリング用アプリケーションRhinoceros 3Dのスクリプト作成、MS‐DOSゲームのLieroのカスタムスキンおよびカスタムウェポンの作成などを行った。現在はPythonやDjango関連の国際会議で講演を行っている
武舎広幸[ムシャヒロユキ]
マーリンアームズ株式会社代表取締役。機械翻訳など言語処理ソフトウェアの開発と人間翻訳に従事。国際基督教大学の語学科に入学するも、理学科(数学専攻)に転科。山梨大学大学院修士課程に進学し、ソフトウェア工学を専攻。修了後、東京工業大学大学院博士課程に入学。米国オハイオ州立大学大学院、カーネギーメロン大学機械翻訳センター(客員研究員)に留学後、満期退学し、マーリンアームズ株式会社を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。