内容説明
アジャイル開発の基本から実践的なプラクティスまで丁寧に解説。日本の現場に即した本当に使えるカイゼンのノウハウが満載。豊富な図解を用いた丁寧な解説でアジャイル開発のポイントがわかる。
目次
1 アジャイル開発の世界
2 なぜアジャイル開発なのか
3 アジャイル開発がもたらす変化
4 アジャイル開発の中核にあるコンセプト
5 小さく始めるアジャイル開発
6 上手に乗りこなすためのカイゼン手法
7 アジャイル開発の理解を深める
8 アジャイル開発はあなたから始まる
著者等紹介
市谷聡啓[イチタニトシヒロ]
株式会社エナジャイル代表。さまざまな局面から得られた実践知で、業界・企業を問わずソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている
新井剛[アライタケシ]
株式会社エナジャイル取締役COO。プログラマー、PdM、PM、開発部門長を経て、現在はアジャイルで組織カイゼンを支援中
小田中育生[オダナカイクオ]
株式会社ナビタイムジャパンVP of Engineering。経路探索エンジンの研究開発部門責任者として移動体験のアップデートに携わりつつ、VPoEとしてアジャイル開発の導入推進、支援を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
34
アジャイル開発の場合は、理解や合意形成に「動くソフトウェア」それ自体を用いるところに特徴がある。ドキュメントによる事前の整理と定義に時間を費やすのではなく、作ったソフトウェアの振る舞いから、認識合わせを行う。認識が違っていた場合や、振る舞いから新たな発見(作るもの)があれば、次のタイムボックスで適応する考え方だ。もちろんソフトウェアの動きだけで認識を揃えられないもの、揃えにくいものもある。ビジネス上必要なルールの実装や、セキュリティ要件、要件上必要なデータ構造などだ。2021/02/07
shikada
22
短い期間でリリースし、フィードバックを受けて改善するアジャイル開発を解説する1冊。従前のソフトウェアは売り切りで、時間の経過につれ環境に適応できず価値が落ちていくものが多かった。現在はサブスクが普及し、ユーザを放さないためには絶えずサービスを改善することが必要になっている。「ソフトウェアの機能の6割は使われない」実態を踏まえて、ユーザが本当に必要としてるものを炙り出すために、動くソフトウェアをとにかく触ってもらうことが大事。小さく試して軌道修正、を繰り返す。なんか人生でも大事な考え方かもしれない。2022/11/01
vinlandmbit
20
図書館本。アジャイルの基礎の復習として読了。2023/03/09
逆丸カツハ
17
プラットフォームを作る構想が一応あるので、もしもそれを動かすことができたら、アジャイルでやりたいな。2024/06/27
プランクマン
13
相変わらずウォータフォールの現場は数多いだろうし、なんちゃってアジャイル開発になってしまっているとかも多そうだ。 開発手法だけに限った話ではないがまず本書にある通り、変わることに対して全員が同じ理念やビションを共有、目指す姿勢を持つことが、とにかく大事だと思う。 有名な2:6:2法則でいう、やる気の2のメンバーだけじゃいつか破綻するし、やる気メンバーのモチベも必ず萎えよう。 変わりたくないバイアスをどうすれば良いか。今は出世や金でモチベを釣れるとは限らないし、前提の解決が何より大事。 2021/03/06
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